とても愛くるしいキャラクターが印象的な仮想通貨ドージコイン(DOGE)は、2013年に公開されており、比較的古くからある仮想通貨です。
はじめはパロディーで開発され「おふざけ通貨」と呼ばれていたそうです。
そんな面白半分で作られた仮想通貨が、今もなお人気が衰えず、愛されているのには理由があります。
ここでは仮想通貨ドージコイン(DOGE)についてその特徴や入手・保管方法について解説していきます。
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仮想通貨ドージコイン(DOGE)の特徴
ドージコイン(DOGE)の種類としてはビットコインやライトコインといった「通貨・お金」という役割をもつ、決済手段として使える仮想通貨になります。
仕組みに関してはビットコインとほぼ同じで、取引の承認にかかる時間や発行枚数などに違いがあります。
開発当初は、お遊びで作られたため「おふざけ通貨」と呼ばれていましたが、注目されるきっかけとなった出来事が2つほどあります。
まず、有名な話しとして、ソチ冬季オリンピックに出場するためにジャマイカのボブスレーチームがドージコインで寄付を募ったという出来事がありました。
また著名な起業家がドージコインと引き換えに自分の別荘を売りに出したということが話題になるなど、この2つの出来事がドージコイン(DOGE)の知名度と価格を上げるきっかけとなります。
発行上限がなくマイニングが無限
ドージコイン(DOGE)の仕組みはビットコインと似ていますが、大きな違いとしては発行上限がないという点です。
ビットコインは発行上限が2,100万枚と決まっていますが、ドージコインには発行上限がなく無限に発行されます。
つまり、ドージコインのマイニングによる新規発行は終わらないということです。
ただ「半減期」は設定されており、60万ブロックまで生成された後は10,000DOGEずつ発行されていきます。
現在(2018年4月)のブロック数は、200万ブロックを超えているため、約1分ごとに10,000DOGEが発行されています。
送金時間が短くマイクロペイメントにも有効
上記でも少し触れましたが、ドージコイン(DOGE)のブロックの生成時間は約1分となっています。
ブロックの生成時間が短いということは、取引の承認時間が短いということになりますね。
ビットコインのブロック生成時間である10分と比べると、送金時間がかなり短くなっています。
このブロックの生成時間が短くなると、取引データの正当性を保つ上でリスクとなりますので、その点も覚えておくと良いでしょう。
また、ドージコインは発行されている枚数が多く単価が安いという点と、送金にかかる手数料が安いため少額決済に向いていると言えます。
寄付やチップなどといったマイクロペイメント(少額決済)に向いている仮想通貨として注目されています。
価格が安定しており相場の変動が小さめ
2013年にドージコイン(DOGE)が公開された当初は「to the moon(月まで届くほど)」と言われるほど価格の上昇がありました。
一種のバブル状態だったわけですが、それが過ぎてからの価格は比較的安定しています。
仮想通貨市場全体の価格変動に影響はされるものの、発行上限が決まっていないことや、発行枚数が多く単価が安いこともあり大きな価格変動が起きにくいという特徴があります。
少額決済の手段として日常的に使う仮想通貨としては、価格変動が小さい方が使いやすくなりますね。
仮想通貨ドージコイン(DOGE)の将来性とおすすめの取引所
今後ドージコイン(DOGE)がどうなっていくのか、という点に関しては判断が非常に難しいところです。
少額決済や送金時間が早い仮想通貨という面では、他にもたくさん開発が行われていますので、立ち位置が奪われる可能性もあります。
ただ、ドージコインを取り巻くコミュニティが活発であるという点と、コアなファンが多い仮想通貨であるという側面もあります。
短期的な価格の高騰にはあまり期待できませんが、長期的に保有して「機を待つ」という感覚で購入しておいても面白いと思います。
仮想通貨ドージコイン(DOGE)を購入できる取引所を紹介!
ドージコイン(DOGE)を入手したいと思った場合、日本国内の取引所では取扱いがないため、海外の取引所で購入する必要があります。
日本の取引所では取扱いがありませんが、海外では多くの取引所で取り扱われていますので、取引所を探しまわる必要はありません。
ドージコイン(DOGE)を取り扱っている海外の取引所をいくつかご紹介しましょう。
2014年に設立された取引所で、アメリカのBittrex.LLCによって運営されています。
アルトコインの取扱い種類が多く、その数は200種類以上で、日本人の口座開設数も増えてきています。
2段階認証とアカウントアップグレードで、1日最大100BTCの出金が可能になります。
2014年に設立されニュージーランドの会社が運営しています。アルトコインの取扱量は500種類以上となっており、ほかの取引所が扱っていない公開直後の仮想通貨も購入できます。
その分、いわゆるscam coin(詐欺コイン)もあり、利用の際には注意が必要です。
まずは日本国内の取引所でビットコインを購入しよう
海外の取引所で仮想通貨を購入するときに注意する点としては、日本円での入金ができないということです。
そのため、まずはビットコインを日本国内の取引所でまず購入し、そのビットコインを海外の取引所に送金する必要があります。
既にビットコインを保有している場合は、すぐに海外の取引所で仮想通貨を購入することができますが、まだ持っていない場合は、まず日本国内の取引所に口座開設しましょう。
同じビットコインを購入するにしても、取引所の違いにより価格差があり、取引手数料や送金手数料が異なりますので、しっかりと比較してから開設する取引所を決めましょう。
取引所を選ぶうえで重要な6つのポイントで比較したランキングをまとめていますので、ぜひそちらを参考にしてみてくださいね。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら」
仮想通貨ドージコイン(DOGE)を保管できるおすすめウォレット
取引所でドージコイン(DOGE)を入手した次にすることは、ドージコイン(DOGE)を保管する為のウォレットを作成することです。
特に海外の取引所で仮想通貨を購入した場合、そのまま取引所に預けておくのはおすすめしません。
万が一のことが起こった時のことを考えると、自分で仮想通貨を管理できるウォレットに保管しておくのが良いでしょう。
ドージコインを保管する上でおすすめのウォレットはこちら。
複数の仮想通貨をこれ1台で保管!Ledger Nano S(レジャーナノエス)
おすすめの理由1┃数種類の仮想通貨を保管・管理できる
ハードウォレットとして人気のあるウォレットです。
ここで紹介しているドージコイン(DOGE)を保管することもできますし、ビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)にも対応しています。
人気を二分する同じハードウェアウォレットの「Trezor」との違いとしては、イーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)を直接保管できるという点でしょう。
おすすめの理由2┃完全オフラインで保管できセキュリティが高い!
Ledger Nano Sは『ハードウェアウォレット』なので、セキュリティが高く、比較的安全に仮想通貨を保管することができます。
PCやタブレットに接続して使うタイプのデバイスなので、使用しないときはローカル環境で保管できます。
もし端末自体が壊れてしまっても、設定時に書き留めた復元フレーズを用いて手順通りにすれば、仮想通貨の保有データを復元することができます。
ハードウェアウォレットはamazonやオークションサイトでも販売されていますが、販売元がはっきりしないところからの購入は避けましょう。
一度開封し悪意のあるソフトをインストールしてから販売されているということが実際に起こっていますので、信頼できる販売元からの購入をおすすめします。
ハードウォレットの公式ページか正規代理店から購入するようにしましょう。
公式ページは英語のみの場合が多く、日本の正規代理店からの購入をおすすめします。正規代理店から購入すると初心者の方でも操作方法などのサポートが受けられるというメリットがあります。
【Ledger 公式ページ】https://www.ledgerwallet.com/
【日本正規代理店ページ】https://hardwarewallet-japan.com/
仮想通貨ドージコイン(DOGE)の基本データ
通貨コード:DOGE
発行上限:なし
承認時間:約60秒
コンセンサスアルゴリズム:PoW
開発者:Billy Markus