Ginco(ギンコ)の特徴と使い方┃日本発のモバイルウォレット

日本発のモバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の特徴と使い方

Ginco(ギンコ)は日本のスタートアップ企業である「株式会社Ginco」が運営するモバイルウォレットです。
仮想通貨のウォレットは海外で開発されているものが多く、日本語対応しているものもありますが、肝心なところで英語が出てきたり、英語のお知らせメールを翻訳しなくてはいけなかったり、何かと不便でした。
そんな中、日本発の高機能モバイルウォレットとして注目されているのが、Ginco(ギンコ)です。

ここでは、モバイルウォレットGinco(ギンコ)の特徴や使い方について解説いたします。

モバイルウォレット「Ginco(ギンコ)」の特徴

仮想通貨のウォレットと言っても種類は様々で、種類によって「安全性」や「使いやすさ」が違います。
Ginco(ギンコ)はモバイルウォレットなので、種類としてはローカルウォレットの分類になります。
仮想通貨を保管する為に必要な「秘密鍵」をどこで保管するかの違いですが、モバイルウォレットの場合、スマホ端末の中で管理される為、基本的にはインターネットに接続されていないローカル環境での保管となります。
注意が必要な点として、最近のインターネットの接続状況はインフラが整っており、常時接続されていることが多いため、スマホ端末が完全なローカル環境とは言えないということ。
スマホ自体のハッキング、乗っ取り、不正送金などには注意が必要ですが、ウェブ上に秘密鍵を保管する取引所よりは、リスクが明らかに低いということは間違いないでしょう。

主要通貨含む17通貨に対応し順次追加予定

Ginco(ギンコ)で管理できる仮想通貨は現時点(2018年8月)では15通貨。
・ビットコイン(Bitcoin)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash)
・イーサリアム(Ethereum)
・ライトコイン(Litecoin)
・リップル(XRP)
・ゼロエックス(0x)
・オーガー(Augur)
・ディセントラランド(Decentraland)
・ディジックスダオ(DigixDAO)
・エニグマ(Enigma)
・カイバーネットワーク(Kyber Network)
・オミセゴー(OmiseGo)
・ステータス(Status)
・ジリカ(ZILLIQA)
・ジラ(ZILLA)

公式ページのロードマップでは、モナコイン(MONAcoin)の取扱いも予定しているとあります。
開発が活発に行われているため、今後も取扱い通貨が増えていく可能性があります。

分かりやすい操作画面と資産ポートフォリオ

アプリをダウンロードして使い始めるとすぐに分かると思いますが、直感的に操作することができるユーザインターフェイス(UI)となっており、あまり悩むことはありません。
また、複数の仮想通貨を管理していく上で重宝する、ポートフォリオ機能も実装されており、保管・管理に適したウォレットと言えます。

日本の企業が開発しているから使いやすい

ウォレットは海外で開発されたものが多いため、日本語対応となっていても若干のニュアンスの違いや肝心なところで英語になってしまうなどの問題がありました。
Ginco(ギンコ)は日本企業によって開発されたウォレットのため、日本語ベースで作られているので、日本人にとっては非常に使いやすい仕様になっています。

クラウドマイニングや両替機能も追加される?

Ginco(ギンコ)を運営する「株式会社Ginco」は、モンゴルでマイニング事業を始めるなど、仮想通貨事業を手広く展開している企業です。
将来的にはウォレットを通してクラウドマイニングに参加することができるようになるかもしれません。
またロードマップでは「分散型取引所(DEX)の搭載」も予定されており、ウォレット内で円などの法定通貨の入金や仮想通貨の換金等が利用できるようになるとのこと。
今後の展開に期待したいところですね。

Ginco(ギンコ)公式ページはこちら

Ginco(ギンコ)の設定方法と使い方

Ginco(ギンコ)はモバイルウォレットで、iPhoneなどのiOSアプリとしてリリースされています。
androidに対応したアプリも近日公開予定とのこと。
下記のリンクから、それぞれのアプリをダウンロード・インストールしておきましょう。

※「App Store」にて『ginco』と検索しても出てくるかと思います。

Ginco(ギンコ)の初期設定方法

①ダウンロードしたアプリを起動
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
②「今すぐ始める」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
③ユーザ名を入力し「次へ」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
④6桁の暗証番号を入力
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑤6桁の暗証番号を再度入力
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑥利用規約をチェックし「Gincoを始める」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑦通知の許可で「許可する」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑧これで初期設定が完了しました。
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説

バックアップ設定は必ずしておこう

ウォレットの初期設定ができたら、続けて「バックアップ設定」を必ずしておきましょう。
モバイルウォレットはスマホ端末自体に「秘密鍵」を保管します。
そのため、そのスマホが壊れたり、盗まれたり、機種変更をした場合は仮想通貨資産を動かせなくなってしまいます。
ただし、バックアップ設定を最初にしっかりしておけば、新しいスマホ等で「Ginko」アプリをダウンロードし、簡単に復元することができます。

①右上の「人のマーク」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
②「セキュリティ設定」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
③「バックアップを実行」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
④内容を確認し「次へ」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑤「確認しました」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑥12個の単語をメモし「次へ」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑦単語を順番に選び「完了する」をタップ
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
⑧これでバックアップ設定が完了しました。
仮想通貨モバイルウォレット┃Ginco(ギンコ)の設定方法や使い方を解説
【重要】バックアップ設定でメモした12個の単語は大切に保管しておきましょう。
失くしたり、誰かに見られたりすると、仮想通貨資産を盗まれる、もしくは、永久に取り出せなくなりますので注意が必要です。

長期・大金の保管はハードウェアウォレットがおすすめ

Ginco(ギンコ)はモバイル(ローカル)ウォレットとしてはとても優秀で、使い勝手も良く、人気があるウォレットです。
ですが、長期で、しかも大金を仮想通貨として保管する場合は、やはりハードウォレットをおすすめします。
PCやスマホはウォレット以外の目的でも使用するため、リカバリフレーズを用いて復元できるとは言うものの、故障や機種変更といったリスクがあります。
また、最近ではほとんどの場合、インターネットに常時接続されていますので、ハッキングリスクが全くないわけではありません。
ハードウェアウォレットは、専用端末なので保管時は完全にローカル環境(インターネットに接続されていない状態)ですので、ハッキングリスクがかなり低いと言えます。
また、使用頻度もさほど多くありませんので、劣化や故障のリスクも低くなります。
仮想通貨を長期で、そして大金を管理する場合は、ハードウェアウォレットを最低でも1台は持つようにしましょう。

おすすめのハードウェアウォレットはこちら

●Ledger Nano S(レジャーナノエス) 
イーサリアムなどの複数の仮想通貨をローカル環境で保管できます。日本でも人気のリップル(XRP)を保管できるハードウェアウォレットとして人気があります。

仮想通貨ハードウェアウォレット┃Ledger Nano S(レジャーナノエス)
●TREZOR(トレザー) 
取引所「Zaif」のテックビューロ株式会社とSatoshiLabsの業務提携で生まれたハードウェアウォレット。2ボタンで仮想通貨の送受信を行うことが可能。

仮想通貨ハードウェアウォレット┃TREZOR(トレザー)

※紹介しているウォレットの安全性を保証するものではありません。
使用される場合はご自身でも調査し、自己責任でご利用ください。