ビットコインの価格推移をチャート分析!その将来性は?

2009年に仮想通貨ビットコインが誕生し、2017年から2018年にかけて広く世の中に知れ渡りました。
世界的にも新しい通貨として認知されつつあり、今後の動向や将来性に注目が集まっています。
その価格に関しても、乱高下を伴う価格変動を見せており、様々な見解がインターネット上に溢れています。
今後、仮想通貨ビットコインの価格がどうなっていくのか。
その将来性にどのような見方ができるのかを、今までの価格推移をチャートから分析してみましょう。

ビットコインの誕生┃最初の取引からキプロス危機までのチャート

ビットコインは、2008年10月に「サトシナカモト」(Satoshi Nakamoto)と名乗る人物が、インターネットに匿名で投稿した論文をもとに、提唱したものです。
その興味深い論文から、多くの研究者やプログラマーが触発され、論文の発表の3ヵ月後にはビットコインのためのソフトウェア開発が行なわれました。
そして、それは翌年の2009年に公開されることとなりました。
最初の取引が行なわれてから約一年後の2010年2月には、ビットコインの取引所が誕生しています。
5月には始めて実際にビットコインで決済が行なわれました。
その後、大きく価格が変動したのは2013年の「キプロス危機」でした。
仮想通貨ビットコインの価格推移をチャートから分析!その将来性は?

ビットコイン誕生時の1BTCは1円以下

ビットコインが誕生し、最初のブロックが生成されると同時に、最初の50BTCが新規発行された2009年1月の時点では、ビットコインの価格は1円以下。
生まれたばかりの正体不明のコインであり、周知もされておらず、需要もなかった為、まったく価値のないものでした。
この時点では、現在の状況を創造することは難しかったでしょう。

最初の取引┃ピザ2枚とビットコインのやりとり

ビットコインを使った最初の取引は、10,000BTCとピザ2枚だったと言われています。
この時の1BTCの価格は0.2円くらいだったと言われていますので、ピザ2枚が約2,000円ほどで取引されたことになります。
この取引が成立した2010年5月22日は「ビットコインピザの日(Bitcoin Pizza Day)」と呼ばれ、記念日となっています。

キプロス危機でビットコインの価格が大きく変動

2013年3月にビットコインに転機が訪れます。
キプロスで金融危機が起こり、ビットコインの人気(需要)が高まります。
金融危機が起こると、その国の通貨が紙切れ同然になってしまったり、銀行からお金を引き出せなくなります。
こうした状況を見た国民は、自分の資産を守る為、まだ通貨に価値があるうちにビットコインを購入しだしたのです。
需要が一気に増え、ビットコインの価格上昇に繋がることで、1BTCの価格は4,500円ほどまで上昇します。

需要増加と暴落┃中国での資産逃避とマウントゴックス破綻までのチャート

キプロス危機が起こったことで、ビットコインの認知度が高まります。
様々なメディアで取り扱われるようになり、NHKが初めてビットコインの特集を組んだのもこの頃でした。
そんな中、ビットコインに目を付けたのが中国の富裕層。
ビットコインの「爆買い」が起こり、歴史的な大暴騰を見せます。
しかしその後、当時大手のビットコインの取引所「マウントゴックス」が破綻し、ビットコインの価格は大暴落します。

仮想通貨ビットコインの価格推移をチャートから分析!その将来性は?

中国で需要が急増!富裕層がビットコインに資産を移し価格が高騰

ビットコインの認知度が世界的に高まる中、いち早く目を付けたのが中国の富裕層たち。
自国の通貨の価値が情勢不安により不安定だったことや、国外への持ち出し制限などがある中で、ビットコインは非常に便利なお金だったわけです。
ビットコインを持っていれば国外に制限なくお金を持ち出すことができ、「ドル」などの外貨にも換金することができました。
この特性により、中国内で需要が急増し、価格が一気に高騰。一時は1BTC=130,000円辺りまで上昇します。

中国でビットコインの取引が禁止に

こうした状況がある中で、国も黙っているわけにはいかず、中国でのビットコインの取引が禁止になります。
熱しすぎた需要に水がかけられたかのようにビットコインの価格が下落していきます。

追い打ちをかけるように取引所「マウントゴックス」が破綻

ここに更にビットコインの暴落を引き起こす事件が起こります。
当時大手だったビットコインの取引所「マウントゴックス」が破綻します。
破綻の原因はハッキングによってビットコインが盗まれ、大きな損失を被ったことでした。
今でこそ、取引所に対するハッキングは、取引所の運営側の問題であり、ビットコインを支えるブロックチェーンへのハッキングでないことはよく知られています。
しかし、この当時はそこまでの理解がなく、ビットコイン自体に問題があり、「危険なお金」という報道がされたため、一気にその信用を落とします。
ビットコインの価格は、一時1BTC=20,000円まで暴落するという自体に陥ります。

日本国内で取引が加熱┃bitFlyerサービス開始からBTC分裂までのチャート

マウントゴックスの破綻があってから、ビットコインの信用は一度は失われたものの、徐々にその信頼を取り戻していきます。
日本国内でも海外でも、ビットコインの取引所が立ち上がり、大手企業がビットコインの決済を導入するなど少しずつ浸透していきます。
政府もビットコインを正式な決済の手段として認めるという発表を行い、国内でのビットコイン取引が過熱していきます。
そんな中でインターネット上でも物議をかもしたビットコインのハードフォーク(分裂)問題が起きます。
仮想通貨ビットコインの価格推移をチャートから分析!その将来性は?

取引所ビットフライヤー(bitFlyer)がサービスを開始

2014年1月に日本国内最大手の仮想通貨取引所ビットフライヤー(bitFlyer)がサービスを開始します。
この後すぐにマウントゴックスが破綻するわけですが、この頃多くの仮想通貨の取引所が誕生しています。
その為、一度信頼をなくしたビットコインもハッキングに関する誤解が解けていく中で徐々に見直されていきます。

DMMがビットコインの決済を取り入れる

2016年にはDMMがビットコイン決済を取り入れます。
この頃から、ビットコインには実用性があることもだんだんと周知されていき、ある企業では公共料金の支払いをビットコインで受け付けるようになるなど、ビットコイン決済にも注目が集まるようになってきます。

良くも悪くもビットコインを有名にしたハードフォーク(分裂)問題

2017年8月に、ビットコイン(BTC)がハードフォーク(分裂)し、ビットコインキャッシュ(BCH)が新たに誕生しました。
ビットコインが抱えていたスケーラビリティー(取引の処理量)問題が表面化し、その解決方法に注目が集まりました。
この問題に関してはテレビやラジオでも取り上げられ、今まで特に興味を持っていなかった人たちも「仮想通貨」「ビットコイン」という言葉を聞くきっかけになったのではないかと思います。
このハードフォークに伴ってビットコインを保有していれば、ビットコインキャッシュも同枚数(1BTCに対して1BCH)付与されるということが話題になり、ビットコインに資金が集まり、価格が上昇し1BTC=30万円辺りまで推移します。
ハードフォーク後は大きな暴落もなく、そのまま急激に成長することになります。

BTC価格最高値を記録┃先物上場などで高騰から現在までのチャート

ビットコインのハードフォークの後は、その注目度と共に価格を上昇させていきます。
アメリカでのビットコイン先物上場などのニュースが追い打ちをかけ、仮想通貨市場全体に資金が流れ込むことで時価総額が急成長します。
2017年12月にはビットコイン価格最高値の230万円あたりまで高騰し話題になりました。
その後、中国や韓国などの仮想通貨に対する規制報道が不安要素となり、120万円あたりまで価格が暴落。
現在は世界的に仮想通貨に対する規制ムードが高まっており、価格は100万円前後を推移しています。
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仮想通貨交換業者(取引所等)の登録

2017年9月には、日本国内において仮想通貨の取引所など仮想通貨交換業者にあたる事業に関しては金融庁への登録が義務化されます。
最初にこの登録をしたのはビットフライヤーなどをはじめとした取引所11社。
匿名性通貨を扱うコインチェックは登録が完了せず「みなし業者」となりました。

ビットコイン価格が最高値230万円を記録

2017年12月にビットコイン価格は最高値を記録し、一時1BTC=230万円前後になります。
仮想通貨市場に新たに参入してくる資金が流れ込むことで時価総額が増加し、さらには先物上場などのニュースにたいする期待度が高まりました。
異常なほどの価格上昇を見せることとなりました。

中国や韓国などの仮想通貨に対する規制報道

そんな中で、中国では取引所の運営を禁止するという規制がかかり、韓国でも取引所への規制強化のニュースが報道され、ビットコイン価格は暴落。
ICOなどの案件が増えていく状況を危惧し、FacebookやTwitterなどの大手SNS企業が広告を禁止するなどの出来事もあり、仮想通貨に対する不安感が数多く出てくるなど、ビットコインの価格は100万円前後を推移していいます。

仮想通貨ビットコインの今後の動向や将来性は?

2017年の仮想通貨の価格変動を見ていると、やはり「投資」「投機」といった目的での取引が大半を占めているため、ニュースや風評といったあいまいなものに大きく左右されていると感じます。
ですが、現在の仮想通貨に対する規制の動きは、仮想通貨を否定するものではなく、より健全なものに地位を高めていこうという趣旨が感じられます。
2018年3月にはG20においても仮想通貨に対する見方について話し合いがなされましたが、ビットコインをはじめとした仮想通貨に対する世界的な規制の基準となるものを決めていこうという動きにも見えます。

ビットコインはどうなる?新たな通貨にとって変えられる?

ここで気になってくるのは、生き残っていく仮想通貨は何になるのか。という点ですね。
実態もなく開発の目的もあいまいな、中身のない仮想通貨は今後残っていく事はないでしょう。
現時点において、ビットコインは各取引所の基軸通貨として利用されており、決済の手段としての広がりもあります。
様々な問題が今後出てくる可能性はありますが、解決するための開発も行われていくことでしょう。
今の時点では、どの仮想通貨が生き残るのかを予測することは難しいですが、一つの可能性としてビットコインを保有しておくメリットは十分にあると言えるでしょう。

ビットコインを購入できるおすすめの取引所

ビットコインは仮想通貨の取引所で購入することができます。
日本国内にはたくさんの取引所があるので、どこで開設すれば良いか迷ってしまいますよね。
ここでは、仮想通貨をお得に購入できる、おすすめの取引所を紹介いたします。

●Zaif ~ザイフ~ 
珍しいマイナス手数料が特徴的で、デイトレードなど取引回数が多い方にはおすすめの取引所です。
毎月自動的に仮想通貨を購入し積み立てができるサービスや、独自ブロックチェーンの開発やトークンの取引に対応している。

国内のおすすめ仮想通貨取引所┃ザイフ(Zaif)

●bitbank ~ビットバンク~
最大の特徴は取り扱い通貨をすべて「取引形式」で購入できるので、他の取引所よりも安く買える可能性が高くなります。
こういった特徴があるがゆえに、仮想通貨に慣れてきた方、中級者以上の方が多い印象。

国内のおすすめ仮想通貨取引所┃ビットバンク(Bitbank)

ビットコイン(BTC)を購入できる取引所は他にもたくさんあります。
仮想通貨の取引所選びに悩んでいる方も多いのでは?
取引所を選ぶ上で大事な6つのポイントで比較・検証した
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