2017年から2018年にかけて仮想通貨業界は大きく成長しました。
ライトコイン(LTC)に関しても、業界の底上げに伴い価格を上昇させています。
今年はそれぞれの仮想通貨がどのような価格変動を見せるかの予測が
さらに難しくなると言われています。
よりその通貨の目的や開発状況が精査されていくでしょう。
チャートで解説┃ライトコイン(LTC)の価格推移
ここでは、ライトコイン(LTC)の今までの価格推移を整理したいと思います。
仮想通貨の市場において、今後の価格変動を予測することは非常に難しい状況ですが、
ライトコイン(LTC)の過去の価格変動を復習しておくと、過去にどんなきっかけで
価格が変動したのかを知ることができます。
長期的な目線で仮想通貨を保有する時の、一つの考え方として参考にしてください。
では、早速ライトコインの目立った価格変動をチャートから見ていきましょう。
最初の価格高騰は「キプロス危機」が要因
ライトコインが発行された2011年当初は1ライトコイン(LTC)が350円程度でした。
その後、特に大きな価格の変化はみられることはありませんでした。
約2年後の2013年の11月から12月にかけて、ライトコインが急騰。
短い期間でしたが、5,000円を超えたのです。当初から15倍近くも上がりました。
この急騰の理由は、キプロスの金融危機にありました。
当時キプロスは国家財政の破綻を避けるべく、EUからの金融支援を受けることになり、その条件として国家財政再建のプランを求められました。
キプロスはその約束として、銀行預金の封鎖を行いました。
この時、自分の資産を守ろうとした一部の人たちが、ビットコインやライトコインなどの
仮想通貨へ自分の資産を移します。
ライトコインの需要も高まり、急騰することになったのです。
新規発行数が減少する「半減期」を迎える
ライトコイン(LTC)の発行上限は、8,400万枚と決まっています。
ビットコインとほぼ同じ仕組みとなっているライトコインにも
マイニングによって新規発行が行われています。
ライトコインは2分30秒に1回、取引の承認作業(ブロックの生成)が行われ、
この承認作業に貢献したマイナー(マイニングする人)に報酬が支払われます。
この時支払われた報酬が、「新規発行されたライトコイン」です。
一番最初は、2分30秒に1回発行されるライトコインの量は「50LTC」でした。
マイニングの仕組みとして、この1回で発行される量がずっと一定ではありません。
4年に1度のペースで、1回で発行される量が半分になる「半減期」があります。
その為、2015年7月に最初の半減期が訪れ、新規発行量は「25LTC」となりました。
この新規発行量が減るということは、その後の供給量が減ることに繋がります。
そのためコインの希少価値が高まり、ライトコインの価格が上昇することになります。
マイニングをしている人たちからすると、1回の報酬(枚数)は減ることになります。
ですが、需要と供給のバランスが変わり、価格が上昇する可能性もあり、
一概にマイニング報酬(価値)が減るとは限りません。
ライトコインの場合は、2015年7月の半減期に急騰が起こり、約3倍の1,000円前後まで、
価格が上昇しますが、その後は、400円前後で推移していくことになります。
2017年からライトコインの開発が急速に進む
2017年に入ってからライトコインの価格は大きく動きます。
チャートを見ても分かるように、様々なポジティブなニュースが流れ込みます。
まずライトコインに「segwit」が導入された5月。
「segwit」というのは、記録する取引データの一部を省略し圧縮することで、
同じブロックサイズでも、より多くの取引を一度に処理できる技術です。
この技術の導入は、ライトコインの信頼性を上げることとなります。
そして、仮想通貨のセキュリティサービスを提供する「BitGo」との提携。
これによりライトコインに対する信頼はさらに強くなります。
その後、「ライトニングネットワーク」や「クロスチェーンスワップ」といった
ライトコインの拡張性をあげる事件が成功し、大きなニュースとなりました。
「ライトニングネットワーク」は少額決済(マイクロペイメント)を可能にします。
メインのブロックチェーンではなく、オフチェーン上で取引を行い、効率化された
取引データだけをブロックチェーン上に書き込みます。
「クロスチェーンスワップ」は異なるブロックチェーンをまたいで、
仮想通貨間の換金を直接行うことができる技術です。
実際、この時ビットコインとライトコインのクロスチェーンスワップに成功しています。
こうした開発が行われていくことは、ライトコインの将来性が期待できるものとなりますね。
ライトコイン(LTC)を入手する方法と安全に保管する方法
2018年3月時点でライトコインの価格は15,000円~20,000円あたりを推移しています。
仮想通貨全体、ならびにビットコインの価格変動の影響はありますが、
前年比で見れば、約40倍に成長しています。
2017年に大きく動いたライトコイン(LTC)の今後の動きに注目です。
将来性を感じる方は、入手し保有しておくのも良いでしょう。
ここからは、ライトコイン(LTC)の入手方法と保管方法を紹介します。
ライトコインが購入できる取引所を紹介
仮想通貨の取引所は複数ありますが、どの取引所でもライトコイン(LTC)を
購入できるわけではなく、ライトコイン(LTC)を取り扱っている仮想通貨取引所を
選んで、口座開設をする必要があります。
数ある仮想通貨取引所の中から、おすすめの取引所を2つ紹介します。
国内取引量がNo.1で初級者から上級者まで幅広く人気の取引所。
「とりあえずビットコインを買いたい」「安心して取引がしたい」という方におすすめ!
高いセキュリティは各国で評価を得ている。
最大の特徴は取り扱い通貨をすべて「取引形式」で購入できるので、他の取引所よりも安く買える可能性が高くなります。
こういった特徴があるがゆえに、仮想通貨に慣れてきた方、中級者以上の方が多い印象。
ライトコイン(LTC)を始めとした仮想通貨を購入できる取引所は他にもあります。
仮想通貨の取引所選びに悩んでいる方も多いのでは?
取引所を選ぶ上で大事な6つのポイントで比較・検証した
『国内の仮想通貨取引所のおすすめランキング』を参考になさってください。
ハードウェアウォレットでおすすめのLedger Nano S!
取引所でライトコイン(LTC)を購入した後、大事なのはその管理です。
仮想通貨の管理は、基本的に完全自己責任です。
「取引所に預けていれば安全」という考え方はやめた方がいいでしょう。
※近年、仮想通貨の取引所における不正送金・ハッキング被害が頻発しています。
その為、ライトコイン(LTC)に限らず、仮想通貨を購入した場合は、
必ずウォレット(電子財布)を持ち、そこで管理するようにしましょう。
このウォレットには、種類がたくさんあります。
比較的安全に管理できるウォレットとしては、「ハードウォレット」がおすすめです。
おすすめの理由1┃完全オフラインで保管できセキュリティが高い!
Ledger Nano Sは『ハードウォレット』なので、セキュリティ上かなり安全なタイプです。
PCやタブレットに接続して使うタイプのデバイスなので、使用しないときは
インターネットに完全に繋がっていない状態で、安全な場所に保管できます。
デバイスが壊れてしまっても、設定時に書き留めた復元フレーズを用いて
手順通りにすれば、仮想通貨の保有データをすべて復元することができます。
おすすめの理由2┃数種類の仮想通貨を保管・管理できる
ウォレットは基本的に1つの通貨専用であることが多いですが、
「Ledger Nano S」は複数の仮想通貨を1つの端末で管理することができます。
ハードウォレットは他にもありますが、日本で人気がある仮想通貨
リップル(XRP)を管理できるハードウォレットとしても有名です。
アルトコインを数種類持っている方は持っておきたいウォレットですね。
ここで紹介したウォレット以外でもライトコイン(LTC)を保管できます。
下記のページでまとめていますので、参考にしてみてください。
⇒「ライトコイン(LTC)ウォレットのおすすめ5選を紹介」