2018年5月14日~16日にかけて世界最大級の仮想通貨イベント「コンセンサス2018」がニューヨークで開催されています。
このイベントは2015年から開催されており、今回で4回目。
世界の仮想通貨メディア「CoinDesk」が主催しており、仮想通貨業界の錚々たるメンバーが集い、仮想通貨・ブロックチェーンの現在・未来についてディスカッションが行われます。
昨年は3,000名弱が参加しましたが、今年は倍以上の6,000名を超えると言われ、年々その規模は拡大しています。
このイベントは仮想通貨の価格変動に影響する?
「コンセンサス2018」が注目されているのは、仮想通貨の価格変動に影響する可能性があるためです。
大勢の人が参加し、注目されるイベントということで、関連企業・組織が重大な発表をすることがあり、ビックニュースに期待が寄せられています。
昨年のコンセンサスで価格変動に影響した例
昨年の例を見てみると、大手企業のJPモルガンとZCashの提携が大きなニュースになりましたね。
ZCashの「ゼロ知識証明」技術をJPモルガンが採用すると発表したことが影響し、仮想通貨ZECは約17,000円から、44,000円前後まで一時的に高騰しました
高騰した例もあれば、逆に下落してしまった例もあります。
それが日本でも度々話題になるリップル(XRP)です。
リップル(XRP)の価格が上昇している中で、コンセンサスで何か目新しい発表があると期待されていました。
ですが、リップル社からは特に目立った発表がなく、期待外れだったことがリップル(XRP)価格の下落に影響しました。
このように、良くも悪くも仮想通貨市場に影響があるイベントということですね。
市況に注目!今年は250名に上るスピーカーが登壇
今年は昨年よりも大きな規模のイベントとなり、登壇するスピーカーも250名程が予定されています。
スピーカーの一部を紹介しましょう。(順不同)
・JPモルガンの広告担当:Amber Baldet氏
・リップル社のChief Cryptographer:David Schwartz氏
・Litecoinの創設者:Charlie Lee氏
・AIONの財団代表:Matthew Spoke氏
・LedgerのCTO:NICOLAS BACCA氏
・bitFlyer社長:加納裕三氏
・Mt.Goxの創設者:Jed McCaleb氏
・Twitter・SquareのCEO:Jack Dorsey氏
・米連邦準備銀行・セントルイス支部総裁:James Bullard氏
・etc…
この他にも、アメリカ主要機関「司法省」「証券取引委員会」「商品先物取引委員会」のそれぞれの代表者も登壇します。
仮想通貨を開発している側だけでなく、それに関わるサービスを提供する企業、そして規制・管理をしていく側の見解も聞くことができる重要なイベントであることは間違いありません。
世界の金融中心地であるニューヨークで開かれるこのイベントが仮想通貨業界にどう影響を及ぼすのかに注目が集まっています。
価格だけではなく、ブロックチェーン技術の発展性などにも大きく影響する「コンセンサス2018」に注目です。