仮想通貨ゴーレム(GNT)は、イーサリアムを利用して開発されたERC20準拠のトークンです。
Golemシステムは、世界中のコンピュータが計算能力の一部を少しずつ貸し出すことで、分散型のスーパーコンピュータを形成するものです。
コンピュータ1台1台の計算能力は低くても、無数のコンピュータの計算能力を集約させることで、高度な計算能力を共有できる仕組み。
計算能力の「シェアリングエコノミー」と考えると分かりやすいでしょう。
仮想通貨ゴーレム(GNT)は、ICO時点で発行上限である10億GNTが発行されているため、マイニングはありません。
ここでは、仮想通貨ゴーレム(GNT)の特徴、おすすめの取引所やウォレットについて解説いたします。
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仮想通貨ゴーレム(GNT)の特徴
仮想通貨ゴーレム(GNT)は、2016年にクラウドファンディング(ICO)が実施され、約8,600,000ドルの調達に成功し、非常に注目を集めたプロジェクトです。
しかし、構築しようとするシステムの難しさからなのか開発がなかなか進まず、ICO参加者から非難の対象となっていました。
ICOから18ヶ月経った2018年4月になり、やっと「Golem Brass Beta」をイーサリアムのメインネットにローンチしたという開発からの発表があり、ある程度の信頼を取り戻すことになります。
開発側はゴーレム(Golem)の開発には4年かかると述べており、今後の開発の動向に注目が集まっています。
ゴーレム(GNT)の特徴1:分散型のスーパーコンピュータ
ゴーレム(Golem)システムは、世界中のコンピュータの余っている計算能力を集め、インターネット上に仮想スーパーコンピュータを構築することで、高い計算能力を利用できるようになる仕組みです。
仮想通貨ゴーレム(GNT)は、そのシステムの中で使われる仮想通貨・トークンです。
システムの中には2種類のユーザが存在し、計算能力を提供する「プロバイダー」と計算能力を利用する「リクエスター」がいます。
「リクエスター」は仮想通貨ゴーレム(Golem)を支払うことで計算能力を利用することができ、計算能力を提供した「プロバイダー」は仮想通貨ゴーレム(Golem)を報酬として得ることができます。
このシステムが完成すれば、アマゾンやグーグルといった巨大企業が牛耳るクラウドコンピューティング事業に改革をもたらすものになる可能性があります。
ゴーレム(GNT)の特徴2:4段階のロードマップ
ゴーレム(Golem)は、かなりの開発期間がかかると言われており、最低でも4年はかかるとされています。
そのロードマップは4段階で構成されており、以下のように開発が進む予定です。
第1段階「Brass Golem」・・・限定的な計算にとどまる ← 今はココ(ベータ版)
第2段階「Clay Golem」・・・API開発と多様な計算
第3段階「Stone Golem」・・・セキュリティや安定性の向上
第4段階「Iron Golem」・・・計算ソフトにより自由な開発が可能に
現在はまだその1段階目の「Brass Golem(ベータ版)」です。
ゴーレム(GNT)の特徴3:競合が少ない
ゴーレム(Golem)の開発が始まった当時は、仮想スーパーコンピュータの構築を目指すプランはゴーレム(Golem)くらいで競合がほぼいませんでした。
ただ、ゴーレム(Golem)の開発がもたついている間に、「SONM」と「iEXEC」といったライバルとなるプロジェクトが立ち上がっています。
それらはそれぞれ似たような構想を持っており、開発が進むスピードによっては取り残される可能性も出てきます。
ゴーレム(Golem)がライバルプロジェクトとの差別化を明確にし、しっかりと開発がされていくかに注目が集まっています。
仮想通貨ゴーレム(GNT)の将来性とおすすめの取引所
ゴーレム(GNT)が今後どうなるかに関しては、用意されているロードマップがどのように実現していくかにかかっています。
今まで開発にかなりの時間がかかっているものの、2018年4月にメインネットローンチの発表がされた際は、ゴーレム(GNT)の価格が上昇しました。
今後、ロードマップが第2段階、第3段階と進むごとにプロジェクトの完成に期待が高まり、価格が上昇する可能性はあるでしょう。
ゴーレム(GNT)を購入できる取引所を紹介!
ゴーレム(GNT)は、まだ日本国内の取引所では取扱いがありません。
その為、購入する場合は海外の取引所を利用する必要があります。
仮想通貨ゴーレム(GNT)が購入できる海外の取引所をいくつかご紹介しましょう。
海外の仮想通貨取引所の中でも、日本語に対応しており取引手数料も低価格。
100種類以上の仮想通貨が取り扱われており、いろいろなアルトコインが欲しい方におすすめの取引所です!
2014年に設立された取引所で、アメリカのBittrex.LLCによって運営されています。
アルトコインの取扱い種類が多く、その数は200種類以上で、日本人の口座開設数も増えてきています。
まずは日本国内の取引所でビットコインを購入
海外の取引所で仮想通貨ゴーレム(GNT)を購入することはできますが、円での入金ができないので、まずは日本国内の取引所でビットコインを購入する必要があります。
◆仮想通貨ゴーレム(GNT)購入までの流れ
①日本国内の取引所でビットコインを購入
②ビットコインを海外の取引所に送付
③受け取ったビットコインで仮想通貨ゴーレム(GNT)を購入
④仮想通貨ゴーレム(GNT)をウォレット等に移し保管
ゴーレム(GNT)を購入するためのビットコインをどの取引所で購入するかですが、価格や各種手数料が変わりますので、じっくりと各取引所を比較してみましょう。
取引所を選ぶうえで重要な6つのポイントで比較したランキングをまとめていますので、ぜひそちらを参考にしてみてくださいね。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら」
ゴーレム(GNT)を安全に保管するウォレットは?
取引所でゴーレム(GNT)を購入した後、どのように保管・管理するかも考えておきましょう。
仮想通貨を管理する上では、ウォレットと呼ばれる電子財布を作成することをおすすめします。
最近では、取引所に預けていた仮想通貨が不正送金されたというニュースも増えていますので、「取引所に預けていれば安全」という考え方はやめた方がいいでしょう。
その為、ゴーレム(GNT)に限らず、仮想通貨を購入した場合は、必ずウォレット(電子財布)を持ち、そこで管理するようにしましょう。
このウォレットには、種類がたくさんありますので、ウォレットを選ぶ前に種類ごとに何が違うのかは理解しておきましょう。
比較的安全に管理できるウォレットとしては、「ハードウォレット」がおすすめです。
ハードウェアウォレットでおすすめのLedger Nano S!
※ゴーレム(GNT)はイーサリアムを利用しているERC20準拠のトークンです。
保管は「LedgerNanoS」で行ない、管理・操作は「MyEtherWallet」で行います。
MyEtherWalletとの連携方法に関しては下記をご参照ください。
⇒「LedgerNanoSとMyEtherWalletを連携させる方法」
おすすめの理由1┃数種類の仮想通貨を保管・管理できる
ここで紹介しているゴーレム(GNT)を保管しながら、端末1台で他の仮想通貨、例えばビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)も同時に保管することができます。
保有しているアルトコインの種類が増えてきて、管理するのが難しくなっている場合は、ハードウェアウォレットも検討してみましょう。
おすすめの理由2┃完全オフラインで保管できセキュリティが高い!
Ledger Nano SはPCに接続して使うUSB端末タイプなので、使用しないときはローカル環境で保管でき、セキュリティが高く、比較的安全に仮想通貨を保管することができます。
もし端末自体が壊れてしまっても、設定時に書き留めた復元フレーズを用いて手順通りにすれば、仮想通貨の保有データを復元することができます。
ハードウェアウォレットはamazonやオークションサイトでも販売されていますが、販売元がはっきりしないところからの購入は避けましょう。
一度開封し悪意のあるソフトをインストールしてから販売されているということが実際に起こっていますので、信頼できる販売元からの購入をおすすめします。
ハードウォレットの公式ページか正規代理店から購入するようにしましょう。
公式ページは英語のみの場合が多く、日本の正規代理店からの購入をおすすめします。正規代理店から購入すると初心者の方でも操作方法などのサポートが受けられるというメリットがあります。
【Ledger 公式ページ】https://www.ledgerwallet.com/
【日本正規代理店ページ】https://hardwarewallet-japan.com/
仮想通貨ゴーレム(GNT)の基本データ
通貨コード:GNT
発行上限:10億枚
承認時間:--
コンセンサスアルゴリズム:PoW
開発者:Julian Zawistowski氏