仮想通貨クアンタム(QTUM)とは?購入できる取引所とウォレットを紹介

仮想通貨クアンタム(QTUM)とは?購入できる取引所とウォレットを紹介

クアンタム(QTUM)という仮想通貨をご存知でしょうか。
日本国内の取引所では取扱いされていない為か、一般的に広く知られているわけではありませんが、仮想通貨市場においては有名な通貨です。
特にウォンとの取引が多く、韓国で人気があるようです。
2016年に誕生した比較的新しい仮想通貨ではありますが、その時価総額においては20位以内に入っており、今後の動きに注目すべきでしょう。
ここでは、仮想通貨クアンタム(QTUM)の特徴、購入できる取引所や保管するときにおすすめのウォレットに関して解説したいと思います。

仮想通貨クアンタム(QTUM)の特徴

仮想通貨クアンタムを一言で表すならば、ビットコインとイーサリアムのいいとこどりをした仮想通貨です。
イーサリアムの「スマートコントラクト」の特徴と、ビットコインの送金の仕組みを取り入れているため、プラットフォームとして機能しながら、送金におけるスピードと安全性を持ち合わせています。
この特徴的な2つの点が今後どのように利用されていくかに注目が集まっています。

仮想通貨クアンタム(QTUM)の特徴

クアンタム(QTUM)の特徴1:ビットコインと同じ「UTXO」を採用

クアンタムには「UTXO」という技術が使われています。
これはビットコインに最初に使われた技術で「Unspent Transaction Output」が正式な名称です。
例えば、あなたがクアンタムを「500 QTUM」を購入し、そのうち「400 QTUM」を使用し、「100 QTUM」保有しているとします。
残高として表示されるのは当然「100 QTUM」ですが、データ上は「500 QTUM のうち使われていないのが 100 QTUM ある」という考え方になります。
『まだ使われていないコイン』を履歴から処理した結果が「残高」となります。
ビットコインやクアンタムの「匿名性」を支えている技術です。
ちなみにイーサリアムは仕組み上、「UTXO」を採用していません。

クアンタム(QTUM)の特徴2:「スマートコントラクト」機能がある

クアンタム(QTUM)は「スマートコントラクト」を取引に記述することができます。
これはイーサリアムの際立った特徴となっている部分でもあります。
⇒「イーサリアムの仕組みに関して詳しくはこちら
スマートコントラクトを簡単に説明すると、取引データ以外に条件を付けた決済を含めてやり取りすることができるということです。
ビットコインの場合は「AさんからBさんに10BTCが送られた」という記録しかできません。
スマートコントラクトの記述ができる場合、「AさんからBさんに10BTCを送るが、1ヶ月後に5BTCは返金させる」といったような条件を付けて決済をすることができるわけです。
このスマートコントラクトの技術は、上記のような単純な例だけではなく、様々な条件を付加することができるため、クアンタムはプラットフォームとして機能するということです。
クアンタムを活用した仮想通貨が今後たくさん出てくると言われています。

クアンタム(QTUM)の特徴3:コンセンサスアルゴリズムはPoS

クアンタムはPoS(Proof of Stake)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
コンセンサスアルゴリズムとは、取引の承認方式のことですが、ビットコインの場合はPoW(Proof of Work)が採用されています。
「PoW」は、承認者を誰にするかが「計算量」によって決まるため、そこに競争が起こります。
そのため計算するためのマシンが増え続け、必要な電気代が膨大なものになっているのです。
また、マシンを開発している業者などによる独占の可能性なども問題として指摘されています。
これに対し「PoS」は「保有量」によって承認者が決められるので、「PoW」が持つ欠点を解決する方法として生まれました。
「PoS」が完璧なシステムというわけではありませんが、評価されつつあるコンセンサスアルゴリズムです。

仮想通貨クアンタム(QTUM)の将来性とおすすめの取引所

仮想通貨クアンタム(QTUM)が今後どうなるかに関してですが、良い見方もできれば、悪い見方もできます。
ビットコインとイーサリアムのいいとこどりをしているため、両者の良い点をうまく活用する動きが出てくれば、クアンタムをプラットフォームとした仮想通貨もたくさん生まれてくるでしょう。
そうなれば、クアンタムに対して資金が集まり、その価値は上がっていく可能性もあります。
その反面、現時点においては利用できる環境が少ないという点と、プラットフォームとして活用されていくためには、イーサリアムやネオといったライバルに勝っていく必要があります。
開発技術とプロモーションの両方が必要になるため、今後どのようにクアンタムをアピールできるかが見どころとなるでしょう。

仮想通貨クアンタム(QTUM)を購入できる取引所を紹介!

クアンタム(QTUM)に興味を持ち保有したい場合は、取引所で購入してみましょう。
ただし、クアンタム(QTUM)は日本の取引所での取り扱いがありません。
その為、海外の取引所を開設する必要があります。
クアンタム(QTUM)が購入できる、海外の取引所をいくつか紹介します。

●BITTREX  ~ビットレックス~ 
2014年に設立された取引所で、アメリカのBittrex.LLCによって運営されています。
アルトコインの取扱い種類が多く、その数は200種類以上で、日本人の口座開設数も増えてきています。

仮想通貨取引所┃ビットレックス(Bittrex)

●BINANCE ~バイナンス~ 
海外の仮想通貨取引所の中でも、日本語に対応しており取引手数料も低価格。
100種類以上の仮想通貨が取り扱われており、いろいろなアルトコインが欲しい方におすすめの取引所です!

海外の仮想通貨取引所おすすめNo1

ビットコインを持っていない場合は日本国内の取引所から

実際に上記の取引所に口座を開設し、クアンタム(QTUM)を購入しようとしても、日本円では入金することができません。
その為、日本国内の取引所で、まずビットコインを購入し、そのビットコインを開設した海外の取引所に送金して、クアンタム(QTUM)を購入します。
ビットコインを既に持っている場合は、すぐに海外の取引所で仮想通貨を購入することができますが、まだビットコインを保有していない場合は、日本国内の取引所を開設するところから始めましょう。
どの取引所でビットコインを購入するかですが、価格や各種手数料が変わりますので、じっくりと各取引所を比較してみましょう。
取引所を選ぶうえで重要な6つのポイントで比較したランキングをまとめていますので、ぜひそちらを参考にしてみてくださいね。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら

仮想通貨クアンタム(QTUM)を保管できるおすすめウォレット

取引所で購入したクアンタム(QTUM)を保管する為に必要なウォレットも準備しておきましょう。
これは海外でも日本国内でも同じことが言えますが、取引所で仮想通貨を購入した場合、特に理由がなければ取引所に預けたままにせず、ウォレットで保管するようにしましょう。
ウォレットには様々な種類がありますが、やはり安全に管理したいのであれば「ハードウェアウォレット」がおすすめです。

セキュリティに強い!Ledger Nano S(レジャーナノエス)

ヴァートコイン(VTC)のおすすめウォレット┃ハードウェアウォレットのLedgerNanoS

おすすめの理由1┃数種類の仮想通貨を保管・管理できる

ここで紹介しているクアンタム(QTUM)を保管しながら、端末1台で他の仮想通貨、例えばビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)も同時に保管することができます。
保有しているアルトコインの種類が増えてきて、管理するのが難しくなっている場合は、ハードウェアウォレットも検討してみましょう。

おすすめの理由2┃完全オフラインで保管できセキュリティが高い!

Ledger Nano SはPCに接続して使うUSB端末タイプなので、使用しないときはローカル環境で保管でき、セキュリティが高く、比較的安全に仮想通貨を保管することができます。
もし端末自体が壊れてしまっても、設定時に書き留めた復元フレーズを用いて手順通りにすれば、仮想通貨の保有データを復元することができます。

ハードウェアウォレットの購入時に注意するポイント!
ハードウェアウォレットはamazonやオークションサイトでも販売されていますが、販売元がはっきりしないところからの購入は避けましょう。
一度開封し悪意のあるソフトをインストールしてから販売されているということが実際に起こっていますので、信頼できる販売元からの購入をおすすめします。
ハードウォレットの公式ページか正規代理店から購入するようにしましょう。
公式ページは英語のみの場合が多く、日本の正規代理店からの購入をおすすめします。正規代理店から購入すると初心者の方でも操作方法などのサポートが受けられるというメリットがあります。
【Ledger 公式ページ】https://www.ledgerwallet.com/
【日本正規代理店ページ】https://hardwarewallet-japan.com/

仮想通貨クアンタム(QTUM)の基本データ

仮想通貨クアンタム(QTUM)の基本データ
名前:Qtum(クアンタム)
通貨コード:QTUM
発行上限:1億QTUM発行後1%ずつ増加
承認時間:約2分
コンセンサスアルゴリズム:PoS
開発者:Patrick Dai氏