仮想通貨アイオータ(IOTA)とは?その特徴と購入できる取引所を紹介

仮想通貨アイオータ(IOTA)┃特徴とおすすめの取引所を紹介

近年「IoT(アイオーティー)」という言葉をよく耳にします。
これは「Internet of Things」の略語で、日本語では「モノのインターネット」と呼ばれています。
家電商品のCMなどで、あるデバイスに話しかけるだけで、掃除機が動いたり電気が消えたりする便利な商品が宣伝されていますよね。
あれも「IoT」技術が実現したものです。
簡単に言うと「モノがインターネットに繋がる」ことで世の中の仕組みがより便利になっていくということです。
「IoT」が世の中に浸透していく上で課題となっているのが、情報セキュリティとデータの処理量、そして少額決済の仕組みです。
この課題を解決するために誕生したのが、仮想通貨アイオータ(IOTA)です。

ここでは、仮想通貨アイオータ(IOTA)の特徴と、購入できる取引所などに関して詳しく解説していきます。

仮想通貨アイオータ(IOTA)の特徴

数千種類と開発されている仮想通貨の中で、なぜアイオータ(IOTA)が「IoT」技術を発展させる可能性があるのでしょうか。
まず「IoT」技術が発展していくためには、細かなデータを瞬時にやり取りする必要があり、モノと人の数だけデータは大量になり処理する量が増えていきます。
そこに支払いが絡む場合、少額決済(マイクロペイメント)が可能にならなければ、「IoT」の発展は見込めません。
例えばビットコインの場合、データを記録するためには承認が必要となりますが、その承認には最低でも10分という時間がかかるため、細かなデータを瞬時にやり取りすることができません。
また、データの処理量に関しても、現時点では少なすぎますし、取引を記録するマイナーへの手数料が高くなることもあり少額決済にも向いていません。
こうした問題を解決する存在として、アイオータ(IOTA)という仮想通貨が注目されているのです。

アイオータ(IOTA)の特徴1:「Tangle」という独自の仕組み

アイオータ(IOTA)の特徴1:「Tangle」という独自の仕組み

アイオータ(IOTA)の特徴は、根本的な仕組みとしてブロックチェーンを応用した「Tangle(タングル)」というシステムが使われていることです。
ビットコインのブロックチェーンは、1つのブロックを生成しその中に取引データが入れられ、一括で承認が行われます。
そして、また新たに出てきた取引データは次に生成されたブロックの中に入れられ、承認される。
このように生成されたブロックは、数珠繋ぎになっており、一つのチェーンに繋がれたような状態で記録されます。
一方「Tangle(タングル)」には「ブロック」という概念がなく、一つ一つの取引がその前の取引を承認していきます。
その為、記録するデータは1本のチェーンで繋がれた形ではなく、メッシュ状・網の目のように広がり繋がっていきます。
これはDAG(非循環有向グラフ)という仕組みで、「Tangle(タングル)」には「もつれる」という意味があります。

アイオータ(IOTA)の特徴2:手数料無料と少額決済を実現

この仕組みがもたらした大きなメリットは「手数料が無料」そして「少額決済」ができるという点です。
ビットコインの場合、取引が承認されるためにはマイニング作業が必要であり、その作業を担う「マイナー」に対して手数料を支払います。
取引量が増え、処理できる能力を超えてパンクしてしまうと、より高い手数料を支払わないといけなくなり、決済金額を手数料が超えてしまうということもあり得ます。
これに対して、アイオータ(IOTA)の場合は「マイナー」という存在がありません。
取引を作り出すひとりひとりが承認者となり取引を管理していくため、誰かに承認してもらう必要がなく、手数料を支払わなくても良いわけです。
どんなに小さな額の取引であっても手数料が無料ですから、取引額を超えることはありません。

アイオータ(IOTA)の特徴3:大量のデータやり取りを処理

「IoT」が進化していくにつれて必要とされることは、細かな大量のデータを瞬時に処理する能力です。
インターネットに繋がるモノが増え、そして利用者が増えるごとに処理するデータは増えていきます。
現時点では、ビットコインの処理能力ではこうした大量のデータ処理には対応できないと言われています。
アイオータ(IOTA)の場合、個々人が取引履歴を承認していくため、取引が増えると承認者が増えます。
つまり、データの詰まりがなくなり、大量のデータも瞬時に処理できると考えられています。

仮想通貨アイオータ(IOTA)の将来性とおすすめの取引所

「IoT」技術を発展させていく上で、非常に有用な手段として注目されていますが、問題がないわけではありません。
確かにその仕組みや考え方は素晴らしいものですが、独自の関数が使用されており、今後どのようなバグや軟弱性が出てくるかが未知数であることが懸念されています。
個々人が取引履歴を承認するものの、すべての取引データ情報を管理しているコーディネーターと呼ばれるサーバが存在し、この数が少ないため物理的な破壊・破損リスクがあります。
将来性は十分にあるものの、解決していくべき課題もたくさんあるということを覚えておきましょう。

アイオータ(IOTA)を購入できる取引所を紹介!

アイオータ(IOTA)は、まだ日本国内の取引所では取扱いがありません。
その為、購入する場合は海外の取引所を利用する必要があります。
仮想通貨アイオータ(IOTA)が購入できる海外の取引所をいくつかご紹介しましょう。

●BINANCE ~バイナンス~ 
海外の仮想通貨取引所の中でも、日本語に対応しており取引手数料も低価格。
100種類以上の仮想通貨が取り扱われており、いろいろなアルトコインが欲しい方におすすめの取引所です!

海外の仮想通貨取引所おすすめNo1

●BITFINEX ~ビットフィネックス~ 
2013年設立の歴史のある仮想通貨取引所で、仮想通貨の取引量は世界的にもトップクラス。
過去に2回のハッキング被害からの教訓を得て、セキュリティに重点を置いていると言われています。

仮想通貨ネオ(NEO)が購入できる取引所┃ビットフィネックス(BITFINEX)

まずは日本国内の取引所でビットコインを購入

海外の取引所で仮想通貨アイオータ(IOTA)を購入することはできますが、円での入金ができないので、まずは日本国内の取引所でビットコインを購入する必要があります。

◆仮想通貨アイオータ(IOTA)購入までの流れ
①日本国内の取引所でビットコインを購入
②ビットコインを海外の取引所に送付
③受け取ったビットコインで仮想通貨アイオータ(IOTA)を購入
④仮想通貨アイオータ(IOTA)をウォレット等に移し保管

アイオータ(IOTA)を購入するためのビットコインをどの取引所で購入するかですが、価格や各種手数料が変わりますので、じっくりと各取引所を比較してみましょう。
取引所を選ぶうえで重要な6つのポイントで比較したランキングをまとめていますので、ぜひそちらを参考にしてみてくださいね。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら

仮想通貨アイオータ(IOTA)の基本データ

仮想通貨アイオータ(IOTA)の基本データ
名前:IOTA(アイオータ)
通貨コード:IOTA・MIOTA
発行上限:2800兆枚
承認時間:--
コンセンサスアルゴリズム:PoW
開発者:David Sønstebø