ファクトム(Factom)は電子データや書類を管理する為の分散型プラットフォームです。
例えば、登記簿謄本や住民票といった証明書、機密文書といった書類を中央機関が管理するのではなく、ブロックチェーン上に記録することで、不正やデータの改ざんを防ぎ、安全に管理することができます。
「FACT(事実)」を証明するための仕組み、それがファクトムです。
ここでは仮想通貨ファクトム(FCT)の特徴や仕組み、購入できる取引所をご紹介します。
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ファクトム(Factom)の仕組み
ファクトム(Factom)は、分散型サーバに格納されたデータベースをビットコインのブロックチェーンに記録していくことで成り立っています。
この特徴を活用して、書類や記録などを保護することに利用されます。
ファクトムの利用料金は「Entry Credit」で支払われる
ファクトムを利用する人は、ファクトムのプラットフォーム内の仮想通貨「Factoid(FCT)」を「Entry Credit」に交換し、支払いをします。
「Entry Credit」自体は、他の通貨との換金ができないもので、サービスを利用する為だけに使います。
「Factoid(FCT)」をそのまま利用せず「Entry Credit」に変える理由はハッキングなどのリスクを低減するためです。
「Entry Credit」は他の通貨と交換できず、持っていても意味がありません。
わざわざ「Entry Credit」を不正に取得しようとする人は少なくなります。
もう一つの理由としては、利用料を一定に保つ目的もあります。
投機・投資という目的で「Factoid(FCT)」が売買されると激しい価格変動が起こります。
こうした価格変動があっても、ファクトムを利用するタイミングで「Entry Credit」を換金することで、利用料を一定に保つことができます。
ファクトムの将来性┃国家レベルで役立つ可能性がある!
ファクトムの大きな特徴は、様々な種類の電子データ、契約書などの記録や管理を、第三者者機関無しにして証明することができることです。
今まで契約書などの機密データを管理するには、その管理とセキュリティに莫大なコストをかけなければなりませんでした。
データの漏洩を防ぐためには第三者の協力が必要であり、そこにコストがかかってしまうためです。
ファクトムの仕組みを使えば、そんな莫大なコストを削減することができるので、企業だけではなく国家レベルで役立つ可能性もあります。
価格変動から見たファクトムの注目度
ファクトム(Factom)は現在じっくりと上昇している仮想通貨です。
2018年3月現在、仮想通貨ランキング(コインマーケットキャップ)では60位前後に位置しています。
2017年3月には400円程度だったものが、6月には4,000円台になるという記録的な上昇がありました。
高騰したあとは落ちましたが、またゆっくりと上昇し続けています。
米国住宅ローン市場向けに設計されたFactom Harmony(ファクトム・ハーモニー)が本格的に採用され、注目度と将来性が高まりました。
ファクトム(Factom)が購入できるおすすめの取引所
ファクトム(FCT)を取り扱っている日本国内の取引所は、コインチェックのみ。
そのコインチェックは、2018年初頭にハッキング事件を起こしたため現在はファクトム(FCT)の取引ができません。※2018年3月時点
その為、日本国内の取引所ではファクトム(FCT)を購入できません。
ファクトム(FCT)の購入は海外の取引所で
海外の取引所であれば、ファクトム(FCT)を購入することができます。
但し、基本的に日本円での入金ができませんので、まずは日本国内の取引所でビットコインを購入し、ビットコインを海外の取引所に送る必要があります。
まだ仮想通貨を持っていない方は、まず日本国内の取引所を開設しましょう。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら」
ビットコインがあれば、海外の仮想通貨取引所でファクトム(FCT)が買えます。
海外の仮想通貨取引所の中でもおすすめの取引所を紹介します。
2014年に設立された取引所で、アメリカのBittrex.LLCによって運営されています。
アルトコインの取扱い種類が多く、その数は200種類以上で、日本人の口座開設数も増えてきています。
2段階認証とアカウントアップグレードで、1日最大100BTCの出金が可能になります。
2014年に設立されニュージーランドの会社が運営しています。アルトコインの取扱量は500種類以上となっており、ほかの取引所が扱っていない公開直後の仮想通貨も購入できます。
その分、いわゆるscam coin(詐欺コイン)もあり、利用の際には注意が必要です。
ファクトムを保管できるウォレットは?
現在、ファクトムを保管できるウォレットは少なく、ほぼないに等しいという現状です。
あったとしても設定などがかなり難しく、当然、日本語対応のものはありません。
この場合は、ファクトムを購入した取引所に保管しておくしかありません。
最低限できることとして、取引所の二段階設定は必ずしておきましょう。
プラットフォームとしての仕組みを持つファクトム(Factom)ですが、プラットフォーム型の仮想通貨は他にも存在しています。
ファクトム(Factom)以外のプラットフォームの特徴や仕組みも学んでみましょう!
⇒「仮想通貨プラットフォームの代表格【イーサリアム】についてはこちら」
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仮想通貨ファクトム(FCT)の基本データ
コード:FCT(Factoid)
開発組織:Factomプロジェクトチーム
暗号化方式:ビットコインに依存
コンセンサスアルゴリズム:ビットコインに依存
承認目安時間:ビットコインに依存
上限発行量:上限なし