仮想通貨トロン（TRX）とは？その特徴と購入できる取引所を紹介

仮想通貨トロン（TRX）は、2017年に公開された比較的新しい仮想通貨です。
トロンの開発目的は、エンタメ業界においてクリエイターを支援することにあります。
最近、「youtube」で独自のデジタルコンテンツ（動画）を配信し、収益をあげる「ユーチューバー」なる存在が注目されていますね。
今までは、テレビ局や出版社などのメディアがコンテンツを提供するのが主流でしたが、今後は「個人」でもクオリティの高いコンテンツを作成し、発信するクリエイターが増えていくと言われています。
こうしたクリエイターが作成した様々なデジタルコンテンツを自由に発信できるプラットフォームの構築を目標としているのが仮想通貨トロンです。

仮想通貨トロン（TRX）の特徴

仮想通貨トロンは音楽や動画などのデジタルコンテンツを自由に発信することができるプラットフォームの構築を目指しています。
利用者は自分が作成したデジタルコンテンツを発信し、そのデジタルコンテンツに対して評価が得られれば、投げ銭のような形で報酬が発生するという仕組みです。
デジタルコンテンツに関して懸念されている問題としては、著作権などが関わる不正アップロード・ダウンロードなどが挙げられます。
こうしたクリエイターが本来得られる利益が、悪意のある第三者に渡ってしまうという現状を、ブロックチェーンの技術を使って守れるのではないかと期待されています。

トロン（TRX）の特徴1：デジタルコンテンツの分散管理

トロンのネットワークにアップロードされたデジタルコンテンツは、世界中のコンピュータの空き容量を利用する、分散型ストレージ技術によって、ブロックチェーン上に保存されます。
中央の管理者がいない、この仕組みにより、クリエイターとユーザーが直接繋がることで、クリエイターの権利と正当な報酬を守ろうとしています。

トロン（TRX）の特徴2：大手企業との提携や支援

トロンは数多くの大手企業と提携しており、出資を受けるなどの支援が行われています。
まず、トロンの創業者であるJustin Sun氏がCEOを務める「Peiwo」との提携。
「Peiwo」は中国で1,000万人のユーザーがいるとされている音楽ストリーミングサービスです。
また、シンガポール発の自転車シェアリングサービス「OBIKE」にトロンが導入されることが決まっています。
そして、仮想通貨業界ではかなり有名な、マイニング会社「BITMAIN」CEOのJihan Wu氏も出資していると言われているなど、多くの支援者がいることも特徴となっています。

トロン（TRX）の特徴3：6段階の開発ロードマップ

トロンの開発に関しては、6段階のロードマップに分かれています。
1.Exodus（2017年8月～2018年12月）
2.odyssey（2019年1月〜2020年6月）
3.Great Voyage（2020年7月〜2021年7月）
4.APOLLO（2021年8月〜2023年3月）
5.Star Trek（2023年4月〜2025年9月）
6.Eternity
この10年弱に渡る開発ロードマップが進行するにつれて、トロンの存在価値が上がっていくようになっています。
開発において今年は重要な年となっており、イーサリアム上のシステムから独自のブロックチェーン（メインネット）に移行することになっています。
当初の予定より前倒しになっており、5月末に行われる予定です。

仮想通貨トロン（TRX）の将来性とおすすめの取引所

仮想通貨トロン（TRX）に関しては、日本国内でも目立つ話題が多く、一時は「詐欺コイン」ではないか？という噂が広がりました。
当然開発側は否定していますが、現時点でははっきりと判断できない状況です。
ロードマップに従って開発がしっかりと行われているかや、実際に計画が形になっていくかを判断していく必要があります。
また、注目すべき点として、日本国内の取引所に上場する可能性が出てきています。
これは2018年1月に、CEのJustin Sun氏がTwitterで『日本の金融庁にトロンのホワイトリスト入りに向けて申請書を提出しました。』とつぶやいたことで話題となりました。
本当に上場するのか、どの取引所に上場するのかはまだ分かりませんが、もし日本国内の取引所に上場することになれば、価格変動にも大きく影響すると思われます。

トロン（TRX）を購入できる取引所を紹介！

トロン（TRX）は、日本国内の取引所では取扱いがありません。
その為、購入する場合は海外の取引所を利用する必要があります。
仮想通貨トロン（TRX）が購入できる海外の取引所をいくつかご紹介しましょう。

まずは日本国内の取引所でビットコインを購入

海外の取引所で仮想通貨トロン（TRX）を購入することはできますが、円での入金ができないので、まずは日本国内の取引所でビットコインを購入する必要があります。

◆仮想通貨トロン（TRX）購入までの流れ
①日本国内の取引所でビットコインを購入
②ビットコインを海外の取引所に送付
③受け取ったビットコインで仮想通貨トロン（TRX）を購入
④仮想通貨トロン（TRX）をウォレット等に移し保管

どの取引所でビットコインを購入するかですが、価格や各種手数料が変わりますので、じっくりと各取引所を比較してみましょう。
取引所を選ぶうえで重要な6つのポイントで比較したランキングをまとめていますので、ぜひそちらを参考にしてみてくださいね。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら」

仮想通貨トロン（TRX）の基本データ

名前：TRON（トロン）
通貨コード：TRX
発行上限：1000億枚
承認時間：約15秒
コンセンサスアルゴリズム：PoW
開発者：Justin Sun