仮想通貨ジーキャッシュ(Zcash)の特徴は?対応ウォレットや取引所を紹介!

仮想通貨ジーキャッシュ(zcash)の特徴と将来性について

仮想通貨 ジーキャッシュ(Zcash,ZEC)は、モネロ(XMR)、ダッシュ(DASH)と同様「高い匿名性」をもつ仮想通貨のひとつです。
取引に含まれる個人情報を公開することなくやり取りが可能です。
ジーキャッシュ(Zcash)は、『ゼロ知識証明』という技術が使われています。

特に、このジーキャッシュはICO時点では第2のビットコインと称され、その将来性に注目が集まっています。
ここでは仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の特徴や仕組み、購入できる取引所や安全に保管できるウォレットをご紹介します。

ジーキャッシュの特性は非常に高い匿名性にあり

ジーキャッシュを説明する前に、ビットコインと比べてみましょう。
ビットコインは、「どこからどこに、どれくらいビットコインを送金したか」という取引に関する情報は一般に公開されています。

それに対してジーキャッシュは、情報を公開せずに取引ができます。
ゼロ知識証明」というシステムを用いて、匿名性をつくりあげているのです。

ジーキャッシュ(Zcash)の『ゼロ知識証明』とは?

「ゼロ知識証明」をざっくり説明すると、
「秘密の内容は伝えずに、秘密を知っていることを証明する」という考え方です。
つまり、取引情報などの秘密の内容を一切表に出さずに、「秘密を知っている」ということを証明することで、取引の信頼性を保つのです。

例えば、『パスワードを知っている』ということを相手が100%確信していれば、パスワードを入力しなくても認証が可能という考え方です。

パスワードを入力しないということは、取引記録にも情報が残らないので、パスワードを盗まれるリスクを減らすことができるわけです。
これにより、誰が、誰に、どのくらい仮想通貨を送金したのかを知られることなく送金することが可能になったのです。

この技術は、取引の内容を完全に非公開にする技術です。
同じ匿名性の高い仮想通貨として、モネロ(XMR)、ダッシュ(DASH)がありますが、それらは取引情報の一部を非公開にすることにとどまっています。
ジーキャッシュは匿名性の高い仮想通貨の中でも、特に秘匿レベルが高いと言えます。

ジーキャッシュ(Zcash)の今後は?その将来性について

ジーキャッシュは、ビットコインに次いで仮想通貨に革命を起こすと言われています。
よくビットコインと比較されるのは、ビットコインとの共通点が多いからでしょう。

  • 発行上限枚数が、2100万枚で同じ
  • 半減期が4年に1回あるという点も同じ
  • 取引を処理する方式(PoW)が同じ

こうした共通点に加えて、高い『匿名性』が加わることで注目を集めています。

あの大手銀行「JPモルガン」との提携が話題に

JPモルガンがジーキャッシュ(Zcash)との提携を発表

ジーキャッシュの匿名性を支える「ゼロ知識証明」の技術は高く評価されています。
世界的に有名な大手銀行のJPモルガンも自社のプラットフォームに応用させるため、ジーキャッシュと提携をするという発表はかなり話題になりました。
またその提携には、イーサリアムの開発者ヴィタリック・ブテリン氏も関わるとのこと。
ジーキャッシュの今後の発展に期待が高まっています。

ジーキャッシュ(ZEC)の価格は?1年で約10倍に成長

ジーキャッシュはその話題性からか、リリース直後には53万円を記録。
しかしこのバブルははじけ急落し、1ZEC=3,000円台まで急落します。
こうした歴史がありながらも、2018年2月末時点で1ZEC=40,000円前後。
1年前は4,000円ほどだったことを考えると、1年で約10倍に成長しています。

注目のジーキャッシュ(ZEC)を取引所で購入しよう!

ジーキャッシュを取り扱っている日本国内の取引所は、コインチェックのみ。
そのコインチェックは、2018年初頭にハッキング事件を起こしたため現在はジーキャッシュ(ZEC)の取引ができません。※2018年5月末時点
その為、日本国内の取引所ではジーキャッシュを購入できません。

ジーキャッシュ(ZEC)の購入は海外の取引所で

海外の取引所であれば、ジーキャッシュを購入することができます。
但し、基本的に日本円での入金ができませんので、まずは日本国内の取引所でビットコインを購入し、ビットコインを海外の取引所に送る必要があります。
まだ仮想通貨を持っていない方は、まず日本国内の取引所を開設しましょう。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら

ビットコインがあれば、海外の仮想通貨取引所でジーキャッシュが買えます。
海外の仮想通貨取引所の中でもおすすめの取引所を紹介します。

●BITTREX  ~ビットレックス~ 
2014年に設立された取引所で、アメリカのBittrex.LLCによって運営されています。
アルトコインの取扱い種類が多く、その数は200種類以上で、日本人の口座開設数も増えてきています。

仮想通貨取引所┃ビットレックス(Bittrex)

●BINANCE ~バイナンス~ 
海外の仮想通貨取引所の中でも、日本語に対応しており取引手数料も低価格。
100種類以上の仮想通貨が取り扱われており、いろいろなアルトコインが欲しい方におすすめの取引所です!

海外の仮想通貨取引所おすすめNo1

ジーキャッシュを簡単に自宅でマイニングできる!

ジーキャッシュを『マイニング』という方法で入手することもできます。
「マイニング」はその仮想通貨で行われる取引が円滑に成立していくように、システム維持を手助けした人に報酬が与えられるというものです。
ジーキャッシュはビットコインと同じ「PoW(Proof of Work)」方式なので、取引を承認するマシンを購入・レンタルしマイニングに参加できます。

MinerGateは簡単にマイニングができるツール

MinerGateを使うと、難しい設定を特にすることがなく、自分のPCでマイニングをすることができます。
但し、マイニングは計算能力の競争のため、年々報酬がもらえなくなってきています。
マイニングに参加する際は性能の良いコンピュータが必要となります。
公式HP→https://minergate.com/

まずは登録が必要になります。
用意するものは登録用のメールアドレスとパスワードだけです。
そして、MinerGate.comにアクセスし、登録してみましょう。
⇒「MinerGateの詳細に関してはコチラ

ジーキャッシュ(Zcash)もクラウドマイニングできます!

現在、マイニング業界においては、「プールマイナー」と呼ばれる人たちがいます。
数千台、数万台のコンピュータを工場内で稼働させ、マイニング事業を行っている人たちです。
こういった工場を「マイニングプール」と呼んでいますが、その工場に出資をし一部のマシンのオーナーになることで配当が得られるという「クラウドマイニング」という方法があります。

 ●BitClub Network ~ビットクラブネットワーク~
2014年からマイニング事業に参加しているマイニングプール。
599$から出資が可能なため、個人でも比較的簡単にマイニングに参加することができる。
※ビットコイン以外のマイニングは1,000$~
ビットコインのマイニングがメインですが、ジーキャッシュやイーサリアム等、他の仮想通貨のマイニングにも参加が可能。
公式HP→ https://bitclubnetwork.com
詳細ページ⇒「ビットクラブ(BitClubNetwork)について詳しくはコチラ
●Genesis Mining ~ジェネシスマイニング~
クラウドマイニングを行っている中では評判も比較的良く、歴史もあり安定していることでも世界的に有名です。
買い方もクレジットカード払い、ビットコイン払いなどから選ぶことができます。
公式HP→https://www.genesis-mining.com/
詳細ページ⇒「ジェネシスマイニング(Genesis Mining)について詳しくはコチラ

ジーキャッシュ(Zcash)を手に入れたらウォレットで管理しよう

仮想通貨を管理するためには、ウォレットが必要です。
ウォレットには、お金を保管する為の「財布」の役割があります。
仮想通貨はたくさん種類があり、それぞれの通貨に合った財布が必要。
ジーキャッシュ(Zcash)を管理する為には、専用のウォレットが必要となります。
ウォレットの種類も様々ですので、自分の使い方にあったウォレットを選びましょう。

ハードウェアウォレットでおすすめのLedger Nano S!

仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)のおすすめウォレット┃ハードウェアウォレットのLedgerNanoS

おすすめの理由┃ハードウェアウォレットとして不動の人気あり

Ledger Nano Sは『ハードウォレット』なので、セキュリティ上かなり安全なタイプです。
ジーキャッシュ(Zcash)以外にも、数種類の仮想通貨を保管できます。
PCやタブレットに接続して使うタイプのデバイスなので、使用しないときは
インターネットに完全に繋がっていない状態で、安全な場所に保管できます。
デバイスが壊れてしまっても、設定時に書き留めた復元フレーズを用いて
手順通りにすれば、仮想通貨の保有データをすべて復元することができます。

ハードウェアウォレットの購入時に注意するポイント!
ハードウェアウォレットはamazonやオークションサイトでも販売されていますが、販売元がはっきりしないところからの購入は避けましょう。
一度開封し悪意のあるソフトをインストールしてから販売されているということが実際に起こっていますので、信頼できる販売元からの購入をおすすめします。
ハードウォレットの公式ページか正規代理店から購入するようにしましょう。
公式ページは英語のみの場合が多く、日本の正規代理店からの購入をおすすめします。正規代理店から購入すると初心者の方でも操作方法などのサポートが受けられるというメリットがあります。
【Ledger 公式ページ】https://www.ledgerwallet.com/
【日本正規代理店ページ】https://hardwarewallet-japan.com/

PCやスマホなどデバイスを選ばない便利なJaxx

スマホなど様々なデバイスで使える便利なJaxx

おすすめの理由┃PCやスマホでいろんな通貨を保管できる

スマホアプリとしてのウォレットはたくさんありますが、複数の通貨を
管理できるスマホアプリは少ない中、Jaxxは9種類の通貨を管理可能。
もちろんジーキャッシュ(ZEC)も保管することができます。
※一部iOSでは管理できない仮想通貨もある。
スマホ以外にもWindows、Macなどの各PCにも対応しており、
GoogleChromeやFirefoxなどのブラウザでも管理できます。

ジーキャッシュ以外の匿名性を高めた仮想通貨

ビットコインの弱点を補う、匿名性を高めた仮想通貨が他にもあります。
これからその「匿名性」というキーワードが更に仮想通貨業界の進化を
高めていくのかもしれません。

モネロ(XMR)、ダッシュ(DASH)といった仮想通貨も「匿名性」を高めています。
詳しくは下記のページをご覧ください。

⇒「モネロ(Monero)は匿名性とセキュリティを高めた仮想通貨
⇒「ダッシュ(Dash)は、コインミキシングにより匿名性を保っている


仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の基本データ

仮想通貨ジーキャッシュ(zcash)の特徴と将来性について
名前:Zcash(ジーキャッシュ)
通貨コード:ZEC
発行上限:2100万
承認時間:10分
コンセンサスアルゴリズム:Proof of Work
開発団体:Zcash Foundation