ビットコインやイーサリアムといった有名な通貨は、ほとんどの取引所で
取り扱われているわけですが、当然、取扱いのない通貨もあります。
例えば、Zキャッシュ（ZEC）やモネロ（XMR）などの匿名性の高い通貨は
金融庁から認可を受けた取引所には、ラインナップされていません。
※コインチェックで取り扱いがあり、購入することができていましたが、
コインチェックはみなし業者であり、2018年3月現在は購入ができません。
自分が欲しい！と思った仮想通貨が、開設した取引所にない場合は、
海外の取引所等、取扱いのある取引所の口座を新たに持つ必要があります。
国内の取引所で取り扱いのある通貨について
現在、国内の取引所は十数か所あるわけですが、それぞれの取引所によって
取扱通貨のラインナップが異なります。
自分の欲しい仮想通貨が、国内の取引所にある場合は、円で購入ができます。
銀行から円を取引所に入金し、その円で仮想通貨を購入するわけです。
ビットコインは国内のほぼすべての取引所で購入することができますが、
有名であっても取扱通貨のラインナップにない仮想通貨もあります。
国内の取引所は取扱通貨の種類が少ない
2017年4月に改正資金決済法（仮想通貨法）が施行されてから、
国内において仮想通貨の取引所は登録制となりました。
現在、金融庁により認可され登録されている業者は下記で確認できます。
⇒「仮想通貨交換業者登録一覧はコチラ」※外部サイト
認可が降りる上での重要なポイントとして「取扱通貨の種類」があります。
その取引所が扱っている仮想通貨の安全性が確認できないものや、
詐欺コインであった場合は、当然、認可することができません。
こういった決まりがある以上、国内の取引所で取り扱える通貨の種類は
海外の取引所に比べて少なくなってしまうのです。
⇒「金融庁による仮想通貨取引所の認可に関して詳しくはこちら」
海外の取引所に対する規制に関して
2018年に入ってから、日本国内における海外の取引所に対しての規制が
強化される方向にあります。
例えば、日本国内でも有名な「BINANCE（バイナンス）」という取引所では
120種類以上の仮想通貨を取り扱っており、国内で取り扱いのない通貨を
購入できる取引所として重宝されています。
ですが、2018年3月中旬には、金融庁からの警告があり、登録時の仕組みや
取扱通貨等に調整をし、マネーロンダリングなどの問題に対しての改善が
見られない場合は、国内における営業停止も示唆されています。
こうした規制の動きには、その取引所の取扱い通貨が大きく関係しています。
仮想通貨のホワイトリストとは何か？
仮想通貨交換業者として金融庁に登録されている取引所で取り扱っている通貨は
「ホワイトリスト」と呼ばれています。
この「ホワイトリスト」に挙げられている通貨は、国の調査が入っており、
少なくとも詐欺コインではないという事になります。
※価値や価格の上昇を保証するという意味ではないので注意。
ホワイトリストに挙げれない通貨を扱う取引所がある
有名な取引所であっても、まだ金融庁の認可が降りていない取引所があります。
例えば「コインチェック（coincheck）」は国内でもかなりメジャーな取引所ですが、
実は、金融庁の認可が降りていません。※2018年3月末現在
ひとつの理由としては、上記の「ホワイトリスト」に挙げることができない
仮想通貨を取り扱っているという点があります。
例えば「ダッシュ（DASH）」「ジーキャッシュ（ZEC）」「モネロ（XMR）」は
匿名性通貨と呼ばれており、1つの取引において送り主と送り先が特定できません。
こういった特性は悪用される危険性があり、国としても認めることが難しいわけです。
これらの通貨を取り扱っているコインチェックは認可を受けにくいという事ですね。
ビットコインゴールド（BTG）が国内の取引所で付与できない理由
ビットコインゴールド（BTG）という仮想通貨が新たに生まれました。
これはビットコインからハードフォーク（分裂）した新しい通貨で、
ビットコインの保有量と同じ枚数が付与されることになっています。
海外の取引所や一部のウォレットでは、すでに付与されています。
国内のいくつかの取引所も、ビットコインゴールドを付与すると発表したものの
今現在（2018年3月末現在）も、まだ付与されていません。
国内の取引所がビットコインゴールドの付与をするためには、
国がその仮想通貨を認める必要がある為、対応が遅れていると考えられます。
また、取引所がその通貨を取り扱うメリットが現時点ではあまりないという
理由もあるでしょう。
日本国内の取引所で取扱いのない通貨はどうすればいいの？
特定の仮想通貨を欲しいと思った時、その通貨が国内の取引所の
取扱通貨ラインナップにない場合は、どうすればいいのでしょうか。
その場合は、海外の取引所で取り扱われていないか調べてみましょう。
日本人であっても、海外の取引所の口座開設は可能です。
しかも海外の取引所は、取扱通貨の種類も多く、取引所によっては
300種類以上を取り扱っているところもあります。
※海外の取引所に対する規制が強化されている傾向にあります。
状況は常に変化しますので、開設にあたってはご自身で調べましょう。
当サイトは、海外の取引所の開設を斡旋しているわけではありませんので、
開設にあたっては自己責任で行なってください。
海外の取引所でアルトコインを購入する方法
自分が欲しい通貨が海外の取引所でしか取り扱われていない場合は、
海外の取引所に口座を開設することで購入できます。
但し、海外の取引所は円の入金ができないので、ビットコインを
基軸通貨として、他の仮想通貨を購入する形となります。
海外の取引所で仮想通貨を購入する流れ
海外の取引所で仮想通貨を購入する流れを解説いたします。
①日本国内の取引所に口座を作成
②日本国内の取引所でビットコインを購入
③海外の取引所に口座を作成
④海外の取引所にビットコインを送付
⑤送付されたビットコインと欲しい仮想通貨を換金。
大まかにはこういった流れになります。
海外の取引所で仮想通貨を購入したいと思った場合は、
まずは、日本国内の取引所に口座を開設する必要があるということです。
まだ取引所の開設ができていない方は、まずは日本国内の取引所に
口座を開設するところから始めましょう。
仮想通貨の取引所はどうやって選べばいいのか
日本国内・海外問わず、どの仮想通貨取引所を選ぶのかは難しいですよね。
取扱通貨の種類だけではなく、手数料やセキュリティーの問題なども気になります。
当サイトでは、日本国内の取引所を6つのポイントから総合的に判断し、
ランキング形式にまとめております。
取引所選びでお悩みの方は、ぜひご参考になさってください。
迷ったらとりあえずここで開設！おすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨の取引所と一言でいっても、その運営方法は様々です。
それぞれの取引所ごとに特徴も異なります。
悩んだときはまずは開設してみる、使ってみて慣れることが一番です。
少額でもいいので、いくつかの取引を試し、他の取引所を開設しても良いでしょう。
まず最初に口座開設する際におすすめの取引所を紹介します。
国内取引量がNo.1で初級者から上級者まで幅広く人気の取引所。
「とりあえずビットコインを買いたい」「安心して取引がしたい」という方におすすめ！
高いセキュリティは各国で評価を得ている。
最大の特徴は取り扱い通貨をすべて「取引形式」で購入できるので、他の取引所よりも安く買える可能性が高くなります。
こういった特徴があるがゆえに、仮想通貨に慣れてきた方、中級者以上の方が多い印象。
