リスク(Lisk)は、2016年5月24日に生まれた比較的新しい仮想通貨です。
最近では、仮想通貨取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)に上場し日本国内でも多くの方が注目している仮想通貨です。
ここでは、仮想通貨リスク(Lisk)の特徴や、おすすめの取引所、保管する為のウォレットに関して解説いたします。
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リスク(Lisk)の3つの特徴とは?
リスク(Lisk)は、分散型アプリケーションのプラットフォームです。
位置づけとしては、イーサリアムと同じようなスマートコントラクトを実装しており、様々なアプリケーションの開発が可能です。
こうしたプラットフォームとして開発されているブロックチェーンにおいてその名称は、プラットフォーム名と通貨名を区別して考える必要があります。
『イーサリアム』が「プラットフォーム名」で「イーサ(ETH)」は通貨名ですね。
『リスク』は「プラットフォーム名」、通貨名も「リスク(LSK)」です。
スマートコントラクトとは?
リスクは分散型プラットフォームであり、「スマートコントラクト」を実装しています。
直訳すると「スマートな契約」という意味になります。
ビットコインのようにただ単に通貨の取引情報を記録していくだけではなく、契約という形の一定のルールに基づいて自動執行が行われ、その情報も記録されていきます。
詳しくはイーサリアムの概要を説明したこちらの記事をごらんください。
プラットフォームとしての「リスク」にどんな特徴があるか整理していきましょう。
特徴その1:サイドチェーンを利用している
リスク(Lisk)ではサイドチェーンという技術が利用されています。
様々なアプリケーションがリスク(Lisk)というプラットフォーム上に作成されますが、それぞれのアプリケーションごとにブロックチェーンが新たに作られていきます。
この仕組みは、アプリケーション上にバグが発生した時に対処がしやすくなったり処理能力(スケーラビリティ)の調整など柔軟性が増すというメリットがあります。
特徴その2:プログラム言語に「javascript」を採用
リスク(Lisk)は「JavaScript」というプログラミング言語を使っています。
プログラマーにとっては恐らく馴染みのあるプログラミング言語で、世界中で利用されている言語なので、いろんな人が扱いやすく、カスタマイズの幅も広がりやすいと言われています。
イーサリアムでアプリケーションを開発しようと思った場合は、独自のプログラミング言語を学ぶ必要があるので、少しハードルが高くなります。
この点、リスク(Lisk)の場合は、開発に取り組みやすい環境が整っていると言えます。
特徴その3:フォージング(鋳造)という承認作業
ビットコインなどの場合は、マイニングによって取引が承認されていきます。
リスク(Lisk)のマイニングにあたるのが「フォージング(鋳造)」です。
ビットコインのマイニングの場合は、計算処理が早かったマシンが承認者となりますが、リスクの場合は、Liskを持っている人たちが投票により承認者を決定します。
そして選出された承認者がブロックを作成し、報酬を得るという仕組みです。
このコンセンサスアルゴリズムは「DPoS(Delegated Proof of Stake)」と呼ばれ、この仕組みがあるが故に、承認速度が10秒程度に抑えられています。
リスク(LSK)を扱う取引所と保管する為のウォレットについて
リスク(Lisk)が今後プラットフォームとしての立ち位置を確立できれば、その柔軟性の高さと開発のしやすさによって、より注目されていくでしょう。
今後、イーサリアムと同じように多くの企業や組織がブロックチェーン技術を開発していく上で、リスクが利用されれば、仮想通貨リスク(LSK)に関してもその価値を上げていく可能性があります。
ここでは、リスク(LSK)を入手できるおすすめの取引所と、管理する為のウォレットを紹介します。
リスク(LSK)が購入できるおすすめの取引所
国内の取引所においては、ビットフライヤー(bitFlyer)で購入できます。
海外の取引所であれば、複数の取引所がリスク(LSK)を扱っていますが、基本的に日本円での入金ができませんので、まずは日本国内の取引所でビットコインを購入し、ビットコインを海外の取引所に送る必要があります。
まだ仮想通貨を持っていない方は、まず日本国内の取引所を開設しましょう。
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国内取引量がNo.1で初級者から上級者まで幅広く人気の取引所。
「リスク(LSK)を日本円で買いたい」「安心して取引がしたい」という方におすすめ!
海外の仮想通貨取引所の中でも、日本語に対応しており取引手数料も低価格。
100種類以上の仮想通貨が取り扱われており、いろいろなアルトコインが欲しい方におすすめの取引所です!
リスク(LSK)を保管するためのおすすめのウォレット
おすすめの理由1┃デスクトップウォレットなので取引所よりは安全
「Lisk Nano Wallet」はデスクトップウォレットなので、セキュリティの面では取引所に預けっぱなしよりは安全に管理することができます。
それなりの量のリスク(LSK)を長期で保管する場合はウォレットで管理しましょう。
おすすめの理由2┃ウォレット内でリスク(LSK)を増やせる
リスク(LSK)には「フォージング(鋳造)」という仕組みで取引が承認されます。
このフォージングに参加することで報酬をリスク(LSK)でもらうことができます。
「Lisk Nano Wallet」から参加することができます。
ブロックチェーン技術が様々なサービスに取り入れられていく上で、それらのプラットフォームとして存在しているリスク(LSK)ですが、こうした基盤となるプラットフォーム型の仮想通貨は他にも存在しています。
リスク(LSK)以外のプラットフォームの特徴や仕組みも学んでみましょう!
⇒「仮想通貨プラットフォームの代表格【イーサリアム】についてはこちら」
⇒「中国版イーサリアムと呼ばれる【ネオ】についてはこちら」
⇒「仮想通貨業界トップ2の技術を融合した【クアンタム】についてはこちら」
⇒「大企業のブロックチェーン化をサポートする【イオス】についてはこちら」
仮想通貨リスク(LSK)の基本データ
通貨コード:LSK
発行上限:上限なし
承認時間:10秒前後
コンセンサスアルゴリズム:Delegated Proof of Stake
開発団体:Lisk Foundation