仮想通貨モナコイン(MONA)は2013年に誕生し、2014年1月にリリースされました。
特徴的なのは「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」でお馴染みのアスキーアート「モナー」がシンボルマークに採用されており、日本初の国産仮想通貨です。
詳細な個人情報は不明ですが、「ワタナベ氏」によって開発され「Monacoinproject」という開発組織が存在しています。
数ある仮想通貨の中で意外と無視できない存在となっているモナコイン(MONA)について解説していきましょう。
モナコインを購入できる取引所や安全に保管する為のウォレットについてもまとめています。
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モナコイン(MONA)の3つの特徴
まず、モナコインが果たす役割としては「お金・通貨」です。
ビットコインユーザーほどのコミュニティはないにしても、「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」発祥ともいえることから、モナコインを支持するコミュニティの力は侮れません。
独特な文化が形成されているコミュニティーの中で、有用なものとされ、流通していく「通貨」となっていく可能性があります。
そんなモナコインの主な特徴を、ビットコインと比較しながら解説していきましょう。
送金時間(ブロック生成間隔)が短い
ビットコインとよく比較される点として、送金にかかる時間(ブロック生成間隔)があります。
ビットコインの場合10分に1回、ブロックが生成され、そのブロックに入った取引が承認されます。
モナコインの場合は、約90秒に1回ブロックが生成されるので、送金にかかる時間(承認される時間)は最低で約90秒ということになります。
非常に速い送金時間を実現していますが、速ければ良いというわけではなく、取引の整合性を確認する時間が短いということもあり、その分データの安全性にリスクがあります。
今後、モナコインの需要が増え、取引が増えていった時に仕組みを維持することができるかがポイントとなるでしょう。
SegWit(セグウィット)が世界で初めて採用された通貨
現在はビットコインにも採用されているSegWit(セグウィット)ですが、この技術を世界で初めて採用したのがモナコインです。
SegWit(セグウィット)とは、ブロックに格納するデータ量を減らすことで、1ブロックで処理できる取引量を増やすことと、不正や改ざんの脆弱性を解決する技術です。
モナコインはこのSegWit(セグウィット)を2017年3月に採用し、話題になりました。
モナコインは、いわゆる「ネタ」のようなコインのイメージがありますが、実はレベルの高い技術も持ち合わせています。
実用例が豊富な仮想通貨
仮想通貨と聞くと、どちらかというと「投資・投機」という目的で購入されていることが多く、モナコインに関してもその側面はあるでしょう。
ただ、他の仮想通貨と少し違ってくるのは、実際に使われている実用例があるという点です。
投げ銭ができる
モナコインが話題となったひとつの例として「投げ銭」の仕組みが充実している点です。
「Ask Mona」と呼ばれる掲示板の中で、面白い投稿や役立つ情報を提供してもらったお礼に「いいね!」を押す感覚でモナコインをチップとして送ることができます。
この投げ銭は「Twitter」にも同じような仕組みがあり「tipmona(チップモナ)」と呼ばれています。
特定のアドレスにモナコインを預けておけば、「@tipmona tip (ユーザー名) (数量)」をツイートするだけで、モナコインを送れるという非常に面白い仕組みです。
こうした「面白い仕掛け」が実現し広がっていくのは「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」が作り出したコミュニティが寄与しているかもしれませんね。
店舗でのモナコイン決済導入の例
東京・秋葉原にあるパソコンショップやメイドカフェなどでは、実際にモナコイン決済が導入されています。
また「monappy(モナッピー)」や「モナオク!」などのオンラインストアを利用することで、様々な商品やコンテンツをモナコインで購入することができます。
モナコイン(MONA)が購入できるおすすめの取引所
2017年12月には仮想通貨市場全体が高騰し、その2ヶ月前に取引所ビットフライヤーにモナコインが上場していたことで、他の仮想通貨同様、モナコインも高騰しました。
そこからは他の仮想通貨と同じように暴落し、価格も落ち着いていますが、今後「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」コミュニティなどをはじめとした底知れないパワーを持ったユーザー達に指示されたときにどうなるか、非常に期待度の高い仮想通貨です。
インターネットの世界で当たり前の通貨になることもあるかもしれませんね。
そんなモナコインを入手したい場合は、日本国内の取引所で簡単に購入することができます。
モナコイン(MONA)がお得に購入できる取引所を紹介!
珍しいマイナス手数料が特徴的で、デイトレードなど取引回数が多い方にはおすすめの取引所です。
毎月自動的に仮想通貨を購入し積み立てができるサービスや、独自ブロックチェーンの開発やトークンの取引に対応している。
最大の特徴は取り扱い通貨をすべて「取引形式」で購入できるので、他の取引所よりも安く買える可能性が高くなります。
こういった特徴があるがゆえに、仮想通貨に慣れてきた方、中級者以上の方が多い印象。
モナコイン(MONA)を購入できる取引所は他にもありますが、どこで開設するかによって得をすることも、損をすることもあります。
日本国内において多くの取引所があるなかで、取引所選びで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
下記のページでは、日本国内の仮想通貨取引所を手数料やセキュリティなどの6つのポイントで比較し、ランキング形式にまとめていますので、参考になさってくださいね。
モナコイン(MONA)を保管できるおすすめウォレット
取引所でモナコイン(MONA)を購入した後、どのように保管・管理するかも考えておきましょう。
仮想通貨を管理する上では、ウォレットと呼ばれる電子財布を作成することをおすすめします。
最近では、取引所に預けていた仮想通貨が不正送金されたというニュースも増えていますので、「取引所に預けていれば安全」という考え方はやめた方がいいでしょう。
その為、モナコイン(MONA)に限らず、仮想通貨を購入した場合は、必ずウォレット(電子財布)を持ち、そこで管理するようにしましょう。
このウォレットには、種類がたくさんありますので、ウォレットを選ぶ前に種類ごとに何が違うのかは理解しておきましょう。
比較的安全に管理できるウォレットとしては、「ハードウォレット」がおすすめです。
TREZOR(トレザー)┃モナコインを保管できるハードウェアウォレット
おすすめの理由1┃完全オフラインで保管できセキュリティが高い!
TREZORは『ハードウェアウォレット』なので、セキュリティ上はとても安全なウォレットになります。
同じハードウェアウォレットの「Ledger Nano S」と人気を二分していますが、モナコイン(MONA)を保管できるのが「TREZOR」になります。
PCやタブレットに接続して使うタイプのデバイスなので、使用しないときはインターネットに完全に繋がっていない状態で、安全な場所に保管できます。
購入した端末が壊れてしまっても、リカバリーフレーズをしっかりと管理していれば、復元することが可能です。
おすすめの理由2┃数種類の仮想通貨を保管・管理できる
ウォレットは特定の通貨専用であったり、保管できる通貨数が少ないことが多いですが、「TREZOR」は複数の仮想通貨を1つの端末で管理することができます。
イーサリアム(ETH)やライトコイン(LTC)など日本国内でメジャーな通貨も一緒に管理できるため、アルトコインを数種類持っている方は持っておきたいウォレットですね。
ハードウェアウォレットはamazonやオークションサイトでも販売されていますが、販売元がはっきりしないところからの購入は避けましょう。
一度開封し悪意のあるソフトをインストールしてから販売されているということが実際に起こっていますので、信頼できる販売元からの購入をおすすめします。
ハードウォレットの公式ページから購入するようにしましょう。
【Trezor 公式ページ】https://trezor.io/
下記のページでまとめていますので、参考にしてみてください。
⇒「取扱通貨を確認できるウォレット一覧はこちらから」
仮想通貨モナコイン(MONA)の基本データ
通貨コード:MONA
発行上限:1億512万枚
承認時間:約90秒
コンセンサスアルゴリズム:PoW
開発団体:Monacoin Project