オーガー(Augur)は2016年10月に運用がスタートしました。
現在仮想通貨時価総額ランキングでは45位前後の仮想通貨です。(2018年5月現在)
通貨発行総数は1,100万枚で、すでにすべてが発行済みでマイニングはありません。
マイニングがないので、入手するには取引所で購入する必要があります。
通貨の名称は「Reputation(評判)」で、通貨単位は「REP」です。
ここでは、仮想通貨オーガー(REP)の特徴や購入するときの取引所、保管におすすめなウォレットについて解説していきます。
◆もくじ ~ MENU ~
オーガ(Augur)の特徴を知ろう!
オーガーは「占い師」という意味で、未来の出来事を予測し、その結果に賭け、予測が正しければ報酬を得て、間違えればかけ金を失います。
オーガーの仕組みをシンプルに伝えると、現金で行う賭け事が仮想通貨でやり取りをする賭け事に変えられると思ってください。
例えば、サッカーチームAが勝つか負けるかを予想して、予想が的中すればオーガー(REP)がもらえ、外れたのであればオーガー(REP)が減るということです。
また、仮想通貨ならではのメリットが生じてきます。
- 胴元(運営)がいないやり取りなのでコストが下げられる
- ブロックチェーンの技術によって不正ができないクリアなやり取りができる
オーガーの仕組み┃イーサリアムプラットフォームを利用
オーガーはイーサリアムのプラットフォームを使っており、イーサリアムのスマートコントラクトプロジェクトのひとつです。
取引情報や契約情報をブロックチェーン上に記録するスマートコントラクト
オーガーの特徴は、「未来における出来事」の予想に関する様々な取り決め事とその記録、オッズ(予想配当率)、掛け金の預かり、予想した出来事の事実認定、分配金の精算記録をブロックチェーンとして記録していくところにあります。
まさにイーサリアムのスマートコントラクトを未来予測に応用したような形のプロジェクトになっています。
公平・公正な未来予測市場の実現を目指している
オーガーは胴元(ギャンブルにおける元締め)が存在しない未来予測市場で、未来予想に賭け金をつけ、その予想をあてた者が配当を受け取ることができるというギャンブルのような仕組みです。
胴元がいることによって賭け金の一部が胴元の収入になってしまったり、配分の一部が盗られたりするようなリスクを下げるため、公平・公正な運営を全部自動でおこなうのがオーガーなのです。
未来予測は経済活動において重要な役割がある
「ギャンブル」という言葉があるので、「あやしいもの?」と思われるかもしれません。
しかし、このようにオーガーが生まれたのは、未来予測が立派な経済活動の一つだと捉えられていることが理由にあります。
マカオやラスベガスなどは賭け事で栄えた街もあり、投資もある意味で「賭ける」行為です。
未来予測が経済活動を円滑にする要素がある以上、オーガの存在にメリットがあると言えます。
オーガーを保険業界に活用できる可能性がある!
『未来予測』と『保険』、この2つは実は近い存在です。
保障期間内に起こった出来事が保険金支払いの対象になればお金をもらえますが、何もなければ保険料を払っただけになってしまう、そんなところが似ていませんか?
このことから、オーガーのシステムが保険業界に有効利用できると話題になっています。
もし実現すれば、保険会社という仲介人が必要なくなる時代がくるなど、保険業界革命が起きる可能性があると言われています。
経済活動の一つとして大きな力を持ち合わせる、未来予測市場がもたらすもの。
保険の新しい仕組みとして利用できる可能性を秘めるシステムとして、オーガーに注目が集まっているのです。
オーガー(Augur)を手に入れるには2つの方法がある
仮想通貨を得る方法のひとつに「マイニング」があります。
「マイニング」はその仮想通貨で行われる取引が円滑に成立していくように、システム維持を手助けした人に報酬が与えられるというものです。
⇒「マイニングについて詳しくはこちら」
オーガー(Augur)にはマイニングがありません。
その為、マイニング以外の方法で入手する必要があります。
入手方法その①:レポーターになろう
未来予測の結果がどうなったかを判断する人をレポーターと呼びます。
デポジット(入金)をすることでレポーターになることができます。
ある未来予測に関して、自分の判定が正しかった場合は、報酬がもらえます。
判定が間違っていた場合は、デポジットしたお金が没収されます。
この判定を決めるのは、レポーターによる『多数決』のようなものです。
「群衆の知恵」という概念によって事実判定が行われる
この不特定多数のレポーターによる事実判定は、「群衆の知恵」という概念に基づきます。
2004年にジェームズ・スロウィッキーの著書にて提唱された概念で、「専門家でない不特定多数による多数決の方が、専門家1人による判断に勝る」ということを統計的に説明したものです。
この『群衆の知恵(Wisdom of the Crowd)』が未来予測を判定します。
入手方法その②:取引所で購入する
オーガを取り扱っている日本国内の取引所は、コインチェックのみ。
そのコインチェックは、2018年初頭にハッキング事件を起こしたため、現在はオーガー(REP)の取引ができません。※2018年2月末時点
その為、日本国内の取引所ではオーガー(Augur)を購入することができません。
オーガ(REP)の購入は海外の取引所で
海外の取引所であれば、オーガ(REP)を購入することができます。
但し、基本的に日本円での入金ができませんので、まずは日本国内の取引所でビットコインを購入し、ビットコインを海外の取引所に送る必要があります。
まだ仮想通貨を持っていない方は、まず日本国内の取引所を開設しましょう。
⇒「日本国内の仮想通貨取引所おすすめランキングはこちら」
ビットコインがあれば、海外の仮想通貨取引所でオーガ(REP)が買えます。
海外の仮想通貨取引所の中でもおすすめの取引所を紹介します。
海外の仮想通貨取引所の中でも、日本語に対応しており取引手数料も低価格。
100種類以上の仮想通貨が取り扱われており、いろいろなアルトコインが欲しい方におすすめの取引所です!
2013年設立の比較的歴史のある仮想通貨取引所です。
仮想通貨の取引量は世界で見てもトップクラス。
大きな特徴としては、本人確認書類の提出なしでも、入出金限度額がないというのがポイント。
オーガ(augur)を入手したらウォレットで管理しよう
仮想通貨を管理するためには、ウォレットが必要です。
ウォレットには、お金を保管する為の「財布」の役割があります。
仮想通貨はたくさん種類があり、それぞれの通貨に合った財布が必要。
オーガ(augur)はイーサリアムプラットフォームを利用しているため、イーサリアムのウォレットで操作します。
ハードウェアウォレットでおすすめのLedger Nano S!
おすすめの理由┃ハードウェアウォレットとして不動の人気あり
Ledger Nano Sは『ハードウォレット』なので、セキュリティ上かなり安全なタイプです。
PCやタブレットに接続して使うタイプのデバイスなので、使用しないときはインターネットに完全に繋がっていない状態で、安全な場所に保管できます。
デバイスが壊れてしまっても、設定時に書き留めた復元フレーズを用いて手順通りにすれば、仮想通貨の保有データをすべて復元することができます。
注意点┃オーガ(REP)の操作は「My Ether Wallet」で行う
自分が持っているオーガ(REP)を『保管』するのが「Ledger Nano S」です。
残高の確認や送金といった操作は「My Ether Wallet」と連携する必要があります。
「My Ether Wallet」を作成していない方は、下記のページから作りましょう。
【公式ページ】https://www.myetherwallet.com/
PCやスマホなどデバイスを選ばない便利なJaxx
おすすめの理由┃PCやスマホでいろんな通貨を保管できる
スマホアプリとしてのウォレットはたくさんありますが、複数の通貨を管理できるスマホアプリは少ない中、Jaxxは9種類の通貨を管理可能。
もちろんオーガ(REP)も保管することができます。
※一部iOSでは管理できない仮想通貨もある。
スマホ以外にもWindows、Macなどの各PCにも対応しており、GoogleChromeやFirefoxなどのブラウザでも管理できます。
他にもオーガ(REP)を保管できるウォレットがあります。
詳しくは下記のページをご覧ください。
⇒「仮想通貨のウォレット比較一覧表はコチラ」