ネム(XEM)独自のコンセンサスアルゴリズム~POIとは?~

仮想通貨ネム(XEM)┃プルーフオブインポータンス(PoI)とは?

日本国内の仮想通貨業界においても話題になる「ネム(XEM)」
最近では、仮想通貨の取引所コインチェック(Coincheck)の不正流出問題で
ニュースでも連日放送され、その名前も広く知られることとなりました。

2018年3月時点では、時価総額ランキング、10位~15位あたりを推移しています。
※コインマーケットキャップ(https://coinmarketcap.com/ja/

⇒「ネム(XEM)とは?その特徴の解説はこちら

ネム(XEM)と他の仮想通貨の仕組みの違い

仮想通貨を入手する一つの手段として「マイニング」というものがあります。
これは、その仮想通貨の仕組みを維持することに貢献した人(マシン)に
その貢献度に応じて報酬が与えられるというものです。
ほとんどの場合、新規発行されたコインが報酬として与えられます。

こういった仕組みは「コンセンサスアルゴリズム」と言われており、
その種類は仮想通貨によって異なっています。

仮想通貨ネムのコンセンサスアルゴリズムを他の通貨と比較

ビットコインで採用されているPoW(proof of work)とは?

まず仮想通貨の生みの親であるビットコインの仕組みで採用されているのは
PoW(proof of work)というコンセンサスアルゴリズムです。
このPoWは、その仕事量(計算量)を競う事で、その勝者に報酬が払われます。
ビットコインの場合は、10分に1回出題される暗号計算を一斉に計算し、
最も早くその暗号を解いたコンピュータに新規発行されたコインが支払われます。
この仕組みは、ブロックチェーンが作られた目的「非中央集権」という考え方を
より実現させるアルゴリズムと言われていますが、マシンの計算能力の競争が
激しさを増すにつれて、膨大な電気代とコストが必要になるという欠点があります。

保有量によって貢献度が決まるPoS(proof of stake)とは?

PoW(proof of work)の欠点を懸念して生まれた仕組みがPoS(proof of stake)。
PoSは通貨の保有量に応じて、報酬が発生するというものです。
保有量を競わせているため、マシンの計算能力は関係せず、電気代やコストが
増大していくというPoWの欠点は解消され注目を集めた仕組みです。

ただ、PoSの仕組みに関しても、完ぺきではなく懸念点が存在します。
その保有量に依存している場合、やはり出てくるのは「貧富の格差」です。
そして、PoSの仕組みだと基本的に「保有しているだけで報酬が発生する」
つまり、「ただ保有だけして使用をしない」という人が現れ、
通貨の流通や普及が進まないと懸念されるようになったのです。

そこで、さらに新しい仕組みとしてネム(XEM)が採用したPoIです。

PoI(proof of Importance)が目指すは「富の再分配」

ネムはプルーフオブインポータンス(Proof of Importance=POI)という仕組みを採用しており
インポータンス(重要度)というPoIスコアが高いほど報酬がもらいやすくなります。
インポータンス(重要度)には、保有しているネムの量や取引した回数や額なども
考慮されるため、ただ保有しているだけでは有利にならないという特徴があります。
ネムをより多くの人と取引し、ネムネットワークを使えば使うほど報酬をもらえる
可能性が上がるということになります。

重要度を決める上で保有量が重要な位置を占めることは間違いなく、
「貧富の格差」が本当になくなるかどうかに対しては疑問の声もあります。

ネム(XEM)の「ハーベスティング」とは一体何?

仮想通貨ネム(XEM)┃ハーベスティングとは

「マイニング」によって仮想通貨を入手するという方法は、多くの場合
PoW(proof of work)を採用している仮想通貨に対して使われています。
ビットコインやビットコインキャッシュ、ライトコインなどは全てPoWが採用されており、
マイニングに参加し、計算競争に勝つことができれば、報酬がもらえます。

ネム(XEM)の場合は、その仕組みに貢献し報酬をもらう一連の流れを
「マイニング」ではなく「ハーベスティング」と呼んでいます。

ハーベスティングでは、取引に付される「手数料」がもらえる

ビットコインのマイニングの場合は、報酬として「新規発行」されたコインと
取引に付された「手数料」がもらえます。
ネム(XEM)の場合は、総発行量の約89億枚は既に発行済みとなっている為、
報酬として支払われるのは、取引に付された「手数料」となります。
ハーベスティングは約1分に1回行なわれ、その間に処理された取引に
付された手数料が報酬となるため、タイミングによっては、取引がなく
報酬が「0」ということもあります。

⇒「ハーベスティングでネム(XEM)を入手する具体的な方法はこちら

ネム(XEM)を入手する方法は?

日本国内においても有名なネム(XEM)は、仮想通貨の取引所で購入できます。
上記で説明したハーベスティングでネム(XEM)をもらう方法もありますが、
ハーベスティングに参加するにしても、まずはネム(XEM)を準備しなければなりません。

ネム(XEM)が購入できるおすすめの取引所はこちら

●Zaif ~ザイフ~ 
珍しいマイナス手数料が特徴的で、デイトレードなど取引回数が多い方にはおすすめの取引所です。
毎月自動的に仮想通貨を購入し積み立てができるサービスや、独自ブロックチェーンの開発やトークンの取引に対応している。

国内のおすすめ仮想通貨取引所┃ザイフ(Zaif)

●DMM Bitcoin ~DMMビットコイン~ 
DMM Bitcoinはネム(XEM)が取引(レバレッジ取引のみ)できる数少ない取引所のひとつ。
ただし、現物を購入できるのはビットコインとイーサリアムだけなので、取引したネム(XEM)はビットコインかイーサリアムに換金する必要があります。

国内のおすすめ仮想通貨取引所┃DMM Bitcoin

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