8月30日（木）は仮想通貨の歴史において重要な日になりましたね。
ついに50万円を突破し、時価総額においては8兆円を超えました。
1日経過した現時点においても、50万円以上をキープしています。
ビットコイン取引の4割以上が円との取引
https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/JPY
上記サイトでは、仮想通貨の取引額データを確認することができますが、
現時点では、4割以上が円との取引となっています。
今回の上昇に関しても、日本市場が大きく影響したとみられます。
仮想通貨・ビットコインに対する各界の価格予想
大きな値動きを見せるビットコイン、そして仮想通貨市場ですが、
今後の見通しとしてはどう見ればいいのか。
今のビットコインの価格を100%的中させることは難しいですが
今後のひとつの指標として、参考にして欲しいと思います。
2028年までには 25,000〜50,000ドル（約 275〜 550万円）
2028年までに、最高で550万円になると予測したのは、
スタンドポイント・リサーチ（Standpoint Research Inc.）創設者で
トレーダーであるロニー・モアス氏（Ronnie Moas）。
彼は、ウォール・ストリートで経験を積み上げた優秀なトレーダーで、
当初はビットコインに対して否定的な意見を持っていたものの、
2017年に入ってからの動きを見て、その考え方を変えてきており、
年内の予測は7,500ドルと語っています。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-07-05/bitcoin-to-50-000-is-latest-call-from-prolific-stock-picker
ゴールドマン・サックスは5,000$に近づき暴落と予測
シェバ・ジャファリ氏（Sheba Jafari）は、ゴールドマン・サックスの
チーフテクニカルアナリストです。
彼女は、前回1,900ドルまで下落した時に、4,000ドルまで上昇することを
予測し、見事に的中させた人ですが、今回は5,000ドル付近まで到達した
後に38%以上下落すると述べています。
https://news.bitcoin.com/goldman-sachs-technical-analyst-predicts-bitcoins-top-is-4800/
スナップチャットに最初に投資したジェレミー・リウ氏の予測
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカの人気アプリの
スナップチャットに最初に投資したジェレミー・リウ氏（Jeremy Liew）は
ビットコインの発展はこれからだと考えており、2030年までに50万ドルに
達すると予想しています。
（※スナップチャットは日本の「インスタグラム」と同じようなアプリ。
アメリカではスナップチャットの方が有名。）
http://www.businessinsider.com/bitcoin-price-could-be-500000-by-2030-first-snapchat-investor-says-2017-3
仮想通貨ビットコイン価格の予想にある背景とは？
金融業界をプロの目で見ている人たちが、真面目にこうした予測をする
背景にあるものは一体何なのか。
それは、ビットコインをはじめとした仮想通貨が世界中に
何をもたらそうとしているかを知ることで見えてくるものがあります。
仮想通貨がキャッシュレス化を加速させる
世界中で現金の電子化が進んでいます。
ネットショップで、当たり前に使われている電子マネーも最近では
コンビニなどで利用している場面をよく見ます。
駅の改札をずっと眺めていても、切符を購入する人の方が少なくなってきています。
アリババのアリペイ、中国で圧倒的に支持されているウィーチャットなど
日本よりも現金の電子化が進んでいる国はたくさんあり、
キャッシュレス化は世界におけるスタンダードになりつつあります。
スマホの普及が仮想通貨の普及を後押しする
日本では生活を便利にするツールとしてスマホが普及しています。
昔の携帯は「ガラパゴス携帯」とも言われているほどです。
家もなく、銀行に行くのに数日間歩く必要がある国でもスマホだけは
持っているという状況が世界に目を向けると見えてきます。
こうした状況の中で、仮想通貨とスマホは最高の組み合わせですね。
国や政府に対する信頼の低下も影響
日本では、国に対する絶大な信頼があります。
明日、日本円が暴落すると思っている人、もしくは、そういった
意識で貯金・預金している人はほとんどの場合いないでしょう。
そういった環境下では、中央集権を必要としない考え方のもと
生まれた仮想通貨が「怪しい」と感じてしまうのは、普通のことです。
ただ、国や政府に対する信頼がなく、その国が発行している通貨の
価格が安定しない環境では、仮想通貨の方が逆に信頼できると
考える人達が多く存在します。
こういった世界に目を向けたとき、上記で記載したような予想も
ひとつの指標として捉えることができます。
