ウォール街初!ゴールドマンサックスが仮想通貨市場に参入

ウォール街初!ゴールドマンサックスが仮想通貨市場に参入

NewYorkTimes」が5月2日に報じた内容によると、アメリカの大手金融機関であるゴールドマンサックスが仮想通貨事業に参入することが明らかになりました。
事業の開始日に関しては明らかにされていませんが、先物取引の一種「NDF(ノンデリバラブル・フォワード)取引」が提供されると見られているようです。

世界の金融センター「ウォール街」で初めての参入

アメリカの富裕層が顧客となっているゴールドマンサックスの仮想通貨市場への参入は大きな話題となっています。
このニュースが重要なのは、アメリカのウォール街で初めての動きであることです。
取引所ビットフライヤーの代表取締役である加納氏も「大きなニュースであり他の投資銀行も追従するだろう」とコメントをあげています。

現物取引ではなくビットコイン価格と連動する投資商品を提供?

今回の報道によると、先物取引の一種「NDF(ノンデリバラブル・フォワード)取引」が提供されると見られているようです。

※NDFとはNon-Deliverable Forwardの略。
為替先渡(為替予約)取引の一つで、元本を直接取引するのではなく、前もって決められた取引価格と決済時の実勢価格との差額を主要通貨で差金決済します。
流通量が制限されていたり、取引量が少ない新興国通貨を対象とする取引によく用いられます。
元本の受け渡しがなく、取引相手の破綻や契約不履行といったリスクを回避できる特徴があります。

これはビットコイン現物を取り扱うものではなく、ビットコイン価格と相関がある投資商品という位置づけになり、ゴールドマンサックスは自己資本でこの投資商品を提供するとされています。

ゴールドマンサックス社内では懐疑的な意見を持った人もいる

ゴールドマンサックスのRana Yared氏は「ビットコインが世界を変えると確信しているわけではない」とも述べています。
また「未だビットコインに関する商品に懐疑的な意見を持っている社員もいる」と述べ、全面的に信頼をしているわけではないことを明らかにしています。
ただ、仮想通貨のもつ可能性に関しては否定をしておらず、「金のような価値を持つ商品の代替品になり得る」とも語っています。

世界の金融機関が仮想通貨の取引に参入していく見通し

世界を代表する金融機関が仮想通貨市場に注目していることは明らかです。
2018年4月24日に米トムソン・ロイターが発表したアンケート調査の結果によると、半年以内に世界の金融機関のうち少なく見積もっても50社が仮想通貨取引に参入する予定となっています。
こうした新たな顧客、投資家の資産が仮想通貨市場に流れていくことで、時価総額がさらに増大し、仮想通貨の価格上昇が起こることが期待されています。

2018年の新たな仮想通貨市場の動きに注目

今回の報道が仮想通貨の価格上昇に直接繋がるかどうかはまだ分かりませんが、大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
仮想通貨市場の新しい動きに注目しながら、仮想通貨資産をどのように構築していくのかがポイントになりそうです。
まだ、仮想通貨資産を持っておられない方は、これを機会に取引所での仮想通貨購入にチャレンジしてみても良いでしょう。
日本国内で仮想通貨が購入できる取引所はたくさんありますので、取引所選びにお悩みの方は、おすすめの取引所ランキングを参考にしてみてくださいね。

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